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- たまに「500球打つ」って人もいるけど多すぎじゃない!? 練習場ではとにかく球数を打つほど上達するの?
アマチュアのなかには「練習場で500球打つ」という人もまれにいますが、ボールはとにかくたくさん打ったほうが上達しやすいのでしょうか?
普通の人がしっかり体幹を使って打つのは200球が限界
プロを目指しているゴルファーのなかには、毎日1000球以上のボールを打つという人もいます。アマチュアでも、週1しか練習しない人と、毎日練習する人では上達の違いは明らかです。
ごくまれに、アマチュアのなかにも「500球以上打つ」という人もいますが、ボールは多く打ったほうが上達しやすいのでしょうか?ツアープロ兼レッスンプロの綿貫直基氏は練習の球数について次のように語ります。
「疲れてくると手打ちになりやすく、スイングに変な癖が付いてしまうこともあるので、必ずしもボールをたくさん打てば上達するわけではありません」
「本格的に体を鍛えている人は別ですが、普通のアマチュアがしっかり体幹を使いながらフルショットができる球数はだいたい200球ぐらいまでが限界だと思います。フルショットを続けて500球打てるアマチュアはほとんどいないはずです」
「自分は『100球程度で疲れてしまう』と悲観している人もいるかもしれませんが、逆に体幹を使ったショットが打てている証拠かもしれません。球数を打ったほうが練習した気にはなれますが、無理におこなうと怪我をする可能性もあるので、疲れたらやめるのが無難です」
毎日500球打てるのは、そもそもゴルフ歴が長かったり筋トレをしていたりと、土台がしっかりしているごく限られた一部の人だそうです。綿貫氏は練習をやめるベストなタイミングについて以下のように話します。
「コンスタントにナイスショットが打てていたのにもかかわらず、急にミスショットの確率が増えてきたら、やめ時です。体が疲れてきて、正しいスイングができなくなっている兆候でもあるので、無理にショットを続けていると、かえってスイングを崩してしまう可能性があります。調子が上がらない日も同様に、無理に練習を続けるのではなく、潔くやめてしまうほうが良いでしょう」
アプローチは球数に比例してうまくなる
フルショットに関してはやめ時の見極めが重要である一方、アプローチ練習に関しては、とにかく多くのボールを打つことが効果的だと話します。
「アプローチショットも体幹を使って打つべきですが、距離感の微調整には腕や手の感覚も必要になってきます。このような感覚を身につけるためには、数を多く打つのが最も効果的です。10ヤードや20ヤード程度のアプローチと50ヤード程度のアプローチでは振り幅だけでなく、インパクトの強さも調整する必要があるので、感覚を確かめながら練習するのが良いでしょう」
「またアプローチ練習をしたいときは、打ち放題ができる練習場を利用するのがオススメです。多くの打ち放題は、時間制になっているので、短いアプローチ練習でも損した気分にはならないはずです。ほとんどのアマチュアは、この練習を取り入れるとかなりスコアが良くなるので実践してみてください」
綿貫プロ自身は、ウェッジが全体の6割で、残りの4割でアイアン、フェアウェイウッド、ドライバーの練習をしているそうです。また、フルショットは10%程度で、残りは肩から肩までのショットでミート率を上げる練習を中心にしているといいます。
やみくもにボールを打ち続けると逆に上達の妨げになる可能性もあるので、練習メニューをアプローチ中心にしたり球数を調整するなど、効率を考えて取り組むことが重要といえそうです。
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