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- 「バックティーはステータス」な勘違いゴルファーは多い!? “ティー位置ハラスメント”をなくす画期的方法とは?
競技ゴルファーでもないのにフルバックやバックティーからのプレーをしたがり、それがステイタスと考える人がいます。本来ティーイングエリアの選択は技量やドライバーの飛距離に合わせるもの。適正なティーからプレーすることで、コース攻略の醍醐味が味わえるのです。それが伴っていないのにバックティーから回るのはエゴというもの。インドアゴルフレンジKz亀戸店・筒康博ヘッドコーチに、このような勘違いが起こる背景などを聞きました。
ステータスを勘違いしている人たちがバックティーを選んで迷惑をかける
クラブ選手権など競技に参加しているアマチュアにとって、フルバックやバックティーは競技で使用されるティーイングエリア。普段のラウンドで使っていても問題はまったくありません。
そして、プライベートで初めて訪れるゴルフ場では、何が何でもフルバックにこだわってプレーしているわけではありません。
そもそもティーイングエリアの選択は、ゴルファーの技量とドライバーの平均飛距離に合わせて選ぶべきで、適正な距離だからこそコース攻略を楽しむことができるのです。
しかし残念ながら「バックティーがエラい」と思い込み、コースの進行状況や自分たちの技量を無視してフルバックティーを選択する人が一定数います。さらに、レッドやホワイトなど距離の短いティーからプレーするゴルファーに対して、マウントを取ったりするケースさえあるそうです。
いつも競技に参加しているゴルファーほど、周りのゴルファーに対する配慮と気遣いを持っていますが、そんな当たり前なこともできずにバックティーで自分たちのステイタスを満たそうとしている人たちは、迷惑でしかありません。
彼らは反省しないかもしれませんが、せめてみなさんが「無理なティーイングエリア選びはステータスにならない」と思えるように、少しお話を聞いていただければと思います。
後方ティーからのプレーが「うまくてエラい」のは勘違い
どんなプレーをするのか分からないゴルファーに対して、ゴルフ場側の対応は本当に大変だと思います。
通常、ゴルフ場の多くは男性ゴルファーにレギュラーティーかフロントティーでのラウンドを求めています。バックティーでラウンドしたい人はキャディマスター室に申請を出し、許可を得てスタートします。
この場合、ゴルフ場はその組全員の合計ハンディキャップの申告を求めることが多いです。あまり合計が多い(その組の平均的技量が高くない)場合は、断られることもあります。
それは「ヘタだからダメ」というわけではなく、距離が長くて難易度が高いティーからではストローク数が増えすぎてプレー時間がかかる可能性があるからです。つまりスロープレー対策として、仕方がなく行なっているわけです。
ところがバックティ信者は「バックティーから回れているのはハンディキャップが少ない上級者だから」だと勘違いしています。彼らのステータスは、そんな勘違いから生じたものなのです。
以前プレーした常に混雑しているゴルフ場では、レディス(赤)ティーからバック(青)ティーまでが近い距離でほぼ等間隔に置かれていました。これは面白い取り組み。これならレディスティーからたった数ヤード後ろで打つことはステータスとは感じず、短い距離のティーイングエリアを使う人にマウントを取る「ティーハラスメント」ゴルファーを排除できる可能性があります。
また女性ゴルファーが「次は白から打って」とハラスメントを受けても通常通りにプレーでき、レギュラーティーからプレーしましたと胸を張れるでしょう。多様なゴルファーの志向から、女性やシニアに優しいゴルフ場を選べることは、とてもいい流れだと思います。
また現実には、自分のドライバーショットの平均飛距離ではなく、最大飛距離を基準にティーイングエリアを選んでいる人もいます。最初はバックティーから普通にプレーしていても、途中から当たらなくなって届かないと思ったら前方のティーに移動しても誰にも迷惑をかけません。
調子がいいならバックティーでスタートするのも権利ですが、スロープレーになりそうならティーを変更する勇気も必要です。
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