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- 「ゴルフを1年続けても上達しない…」は問題あり!? 何年やっても結果が出ない人の特徴とは? 代表例は「くそー」からの
ゴルフを何年も続けているにもかかわらず、なかなか上達しないゴルファーにはどのような特徴があるのでしょうか?
ミスショットの原因を探らないゴルファーは上達しない
コロナ禍前後にゴルフを始めて1~3年ほど経ったものの、なかなか上達しないと悩んでいるゴルファーは少なくないでしょう。SNSなどでは「3カ月で100を切った!」といった投稿も見かけるので、「自分はセンスがないのではないか」と不安になる人も多いかもしれません。
1年以上ゴルフを続けているということは、やる気や意欲もそれなりにあるはずですが、なぜ上達する人としない人がいるのでしょうか。ハリーゴルフスクール(東京都目黒区)を経営するレッスンプロのハリー石川氏は以下のように話します。
「私の経験上、上達しにくい人は、うまくいっていない部分を根本的に解決しようとしない癖があります。たとえば、ゴルフを始めた頃はスライスに悩む人が多いですが、だいたいは極端なアウトサイドインで打っていることが原因です。根本的な解決方法としては、アウトサイドインを修正して、打ちやすい正しいスイングを模索していく必要があります」
「しかし大半のアマチュアは、フックグリップにしてフェースを被せ、どうにか真っすぐ飛ばすといったその場しのぎの対処療法をしてしまいます。これでは正しいスイングは身につきませんし、いずれは左のチーピンしか出なくなるので、練習をしている意味がほとんどなくなってしまいます」
毎週欠かさずに練習しているのに上達を実感できないゴルファーは、練習の仕方を間違えてしまっている可能性がありそうです。さらに石川氏は、「ミスショットの原因を探ろうとしない人も上達しない」と話します。
「練習場でミスショットが出た際に、『くそー』といってボールをセットして、またすぐに打ち始める人は、なかなかうまくなりません。こちらも上述と同じで、なぜミスが発生したのかが分からない状態のまま、ただひたすら打っているだけなので、たまに出るナイスショットを追い求めるだけの時間になってしまいます」
「そのため、練習場ではスイングを動画で後ろから撮影して、ミスショットが出た際は、自分のスイングがどうなっているのか、自分なりに分析するのがベターです。そうすれば、練習場で多くのお金を払ってむやみに打つよりも、費用を抑えて効率的な練習をすることができます」
練習場では、どうしても「遠くへ飛ばしたい」、「ナイスショットを打ちたい」とがむしゃらに打ってしまいがちですが、アプローチやハーフスイングで打つ練習も取り入れながら、効果的に取り組んでいくのがコツだそうです。
ユーチューブより昔のゴルフ雑誌の企画のほうが…
ほかにも石川氏は「無料のレッスン動画を見すぎて情報過多になってしまうビギナーも多い」と話します。
「昨今では、ユーチューブなどでアップされているレッスン動画に過度に依存して、迷走してしまう人が結構います。もちろん、間違ったことは言っていないのですが、そのやり方が見ている人に合っているのかといわれれば、必ずしもそうでないことが大半です。私もよくレッスン動画を見て自分で試してみるのですが、『これでは改善されないだろうな』と感じることも多いです」
「むしろ昔のゴルフ雑誌にあったような『ジャック・ニクラスのスイング解析』みたいなものを見て勉強するほうが効果的だなと個人的には感じています。アマチュアが情報を取捨選択するのは非常に難しいですが、上達を感じないのであれば、特定のコーチだけを見る、レッスンプロから個人レッスンを受けて、自身に合った最適な練習方法やスイングを提案してもらうなど、対策をとってみると良いでしょう」
ユーチューブ等にアップされている動画は、再生数を稼ぎたい都合上、「必ずスライスが治る方法」というように、誇張したタイトルが付けられていることもめずらしくないので、次々といろんな動画を見てしまい、結局、何が正しいのか分からなくなる人も多いようです。
最後に石川氏は「1年間練習を続けてきて、あまり上達を実感できないのであれば、練習方法に問題があるはずなので見直す必要がある」と重ねて強調しました。ゴルフはスコアを追い求めることがすべてではありませんが、どうせならうまくなりたいはずなので、上述のアドバイスを参考にしてみると良いでしょう。
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