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- 「芝が荒れる」と8割のゴルファーが反対!? 欧米では主流の“フェアウェイ乗り入れ可”のスタイル 日本にはマッチしない?
本サイトが1月9日に配信した「カート運転の『90度ルール』を知る必要がある!? 日本で“カートの乗り入れOK”なゴルフ場が増えない理由とは?」という記事に寄せられた多くのコメントを、一部抜粋して紹介します。
コースが荒れる危険性に多くのゴルファーが言及
本サイトが1月9日に配信した「カート運転の『90度ルール』を知る必要がある!? 日本で“カートの乗り入れOK”なゴルフ場が増えない理由とは?」という記事。コメント欄では、数多くのゴルファーから意見が寄せられました。

記事の大枠としてはまず、欧米のゴルフ場に比べて日本でフェアウェイにカート乗り入れする文化が浸透しない背景に、カートの大きさ(海外は重量が軽い2人乗りが主流だが日本は重たい5人乗り)を挙げています。また雨が多い気候なので、雨天時にコース内を走り回ると芝へのダメージが強く、ライが変わりやすいといった問題を、ゴルフ場の経営コンサルタントが解説するもの。
もしフェアウェイ乗り入れを前提としたカジュアルなコースに転身するとなると3億円以上の資金が必要なことや、欧米では当たり前のように知られている「90度ルール(カート道からそれる場合は、直角に曲がってラフを最短距離で横切る)」なども紹介。運転するゴルファー側にもある程度の知識やモラルが求められるなど、問題が山積みであることが指摘されています。
コメント欄では日本でもフェアウェイ乗り入れ可のゴルフ場が増えていくことに賛成派がおよそ2割、反対派が8割と圧倒した比率でした。一部コメントを抜粋して紹介します。
・反対派の意見
「コース管理・改修工事の会社に勤めています。2年前から米国の物価高、日本の円安ダブルパンチで管理費用は青天井状態です。管理機械も肥料薬も種も全部アメリカ製なので。とにかく業務も人も資材も切り詰めてギリギリ状態。そんな中カートで乗り入れて轍(わだち)だらけにされたらたまったもんじゃないです笑」
「現行のままでいいと思う。芝が荒れるし、雨天時なんかはフェアウェイがぐちゃぐちゃにされる。ゴルフをやるのに快適にするのは結構だけど、コースを管理する人やクラブハウスは大変になるだけだよ」
「リモコン式の方が楽。自走式は誰かが運転しなきゃいけないから、時々カートをほったらかしにして、運転するために誰かが戻ったりするけど、リモコン式だと持っている人がボタンを押すだけだからな」
「そもそも海外で容認されているのは、細かいことを気にしない人が多いからでしょう。軽かろうと物理的に傷むことは避けられない。日本人だからというわけではないけど、キレイに使いたいと思うのは不思議なことではない」
高齢者にはうれしい“乗り入れ0K”
・賛成派の意見
「友人の父親(85歳)と回る機会があります。リタイア後、奥様に先立たれ、唯一の趣味がゴルフとのこと。友人である息子夫婦と共に楽しんでいますが、流石にカート道から離れた場所への移動時や、真夏のプレー時は辛そうです。コースを管理する側のご苦労もわかりますが、せめて一定以上のお年寄りに限り、コース乗入れ可能としてくれたらうれしく思います」
「乗り入れ可は還暦を過ぎた爺には本当にありがたいです。ただ別料金のところが多く、そうなるとメンバー全員の同意が必要なので、そこのところが難しいです。気心の知れた仲間ならいいのですが、そうでないときはあきらめることが多いです笑」
「一度だけグアムに行ったときに妻とラウンドしましたが、カート乗り入れOKでした。かなり時短ができるし、楽だし、日本にも増えてほしいなと思いました」
ほかにも、「健康にもつながるし、歩くことがゴルフの醍醐味(だいごみ)」といった趣旨のコメントもありました。反対意見が多かったものの、今後高齢化が加速していくことを考慮するならば、乗り入れ可のゴルフ場にもそれなりの需要があることは間違いなさそうです。
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