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- 「男性アマチュアと女子プロの飛距離はだいたい同じ」は昔の話! 縮まることのない“プロとアマの根本的な違い”とは?
一昔前までは、「男性アマチュアと女子プロの飛距離はだいたい同じ」といわれ、女子プロのスイングやセッティングを参考にする男性アマが数多くいました。しかし、最近の女子プロはコンスタントに250ヤード以上の飛距離を記録、男性アマと同じぐらいとはいえなくなってしまいました。
プロゴルフとアマチュアゴルフは完全に別物
PGAツアー(米国男子ツアー)2025年シーズン開幕戦の「ザ・セントリー」で松山英樹選手がツアー通算11勝目を挙げました。最終日の模様を小学5年生の息子と一緒に視聴していましたが、息子が発したひと言が印象的でした。
「この人たちのプレーって、父さんたちのゴルフとはまったく別物だね」
まさしくそのとおりです。ドライバーを300ヤード以上飛ばし、260ヤード先のグリーンを3番ウッドで狙うゴルフなんて、アマチュアには無理です。開催コースのプランテーションコース・アット・カパルア(米国・ハワイ州)はフェアウェイが広いとはいえ、全長7596ヤード、パー73での優勝スコアが「35アンダー」ですから異次元です。

これはPGAツアーに限らず日本男子ツアーも同じで、ドライバーを300ヤード飛ばす能力はツアーで戦う必須条件になってきました。
かつては男性アマチュアと女子プロのドライバーの飛距離がほぼ同じといわれていましたが、そんな時代も今は昔です。JLPGAツアー(日本女子ツアー)の2024年シーズンのドライビングディスタンスは、竹田麗央選手の263.19ヤードを筆頭に、260ヤード超えが4人、250ヤード超えが15人、240ヤード超えが42人にも及んでいます。
男性アマチュアの中にも当たれば260ヤード以上飛ぶ人はいますが、女子プロのドライビングディスタンスは平均飛距離ですから、もはや並みのアマチュアでは到達できない領域です。
ゴルフに精通しているフィジカルトレーナーさんの取材で以前、次のような質問を投げかけたことがあります。
「かつてはプロ野球の世界で時速150キロのストレートを投げると剛速球といわれていましたが、今は150キロ出るのが当たり前になり、160キロに到達する選手も出てきました」
「プロゴルフの世界もドライバーが300ヤード飛ぶと飛ばし屋といわれていましたが、今は300ヤード飛ぶのが当たり前になり、(平均飛距離)320ヤードに到達する選手も出てきました」
「これって同じような時期に起こった現象ですが、トレーニングの世界で体の使い方や鍛え方の研究が進んだことが関係しているのでしょうか」
すると、そのトレーナーは次のように答えました。
「大きく関係していると思います。かつては体格に恵まれたひと握りの選手しか時速150キロや300ヤードに到達できなかったのが、今はトレーニングによって多くの選手がその領域に到達しています」
アマチュアがプロと同じスイングを身につけるのは難しい
したがって、ドライバーの飛距離を伸ばしたいのであれば、テクニカルトレーニング(スイング改造)よりもフィジカルトレーニングのほうが効果的ということになりますが、前出のトレーナーは次の点を指摘します。
「自分の体を思いどおりに動かす能力をコーディネーション能力というのですが、その能力は大人になった時点で完成されているんです。トレーニングによって衰えを取り戻すことはできますが、備わっていない能力を伸ばすことはできません」
「人体が動くことのできる3つの面は矢状面(前後の動き)、前額面(左右の動き)、水平面(ひねりの動き)です。ゴルフはひねりの動きが重要になってくるので、野球やサッカーなど体をひねる動作をともなうスポーツを経験した人のほうが動きのコツをつかみやすいです」
つまり、大人になってからゴルフを始めた人が、プロと同じスイングを身につけようとしても、それまでの運動経験で身についていない動きはできないのです。そのことが分かっていないゴルフ指導者は意外と多く、プロのスイング理論をアマチュアに押しつける指導を受けてスイングがグチャグチャになった人を何人も知っています。
昨今はユーチューブのレッスン動画を見て上達のヒントを得ようとするゴルファーが多くなりましたが、プロのいうことを鵜呑みにするのではなく、その理論が自分に合っているかどうかが大事ということは認識しておいたほうがいいです。
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