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- 手土産は持参した方がいいの? 行き来はスーツ着用? 接待ゴルフやコンペに招待された側のマナーとは
これから暖かくなってくると、接待ゴルフやコンペなども増えていくはずですが、これらに招待された側の人が守るべきマナーには、どのようなものがあるのでしょうか。
スケジュール調整では何をどう伝えると良いの?
これから暖かくなるにつれ、接待ゴルフやコンペのニーズも増えていくでしょう。主催する側は、「招いた人に最後まで快適にプレーしてもらう」ことを一番に準備を進めるはずですが、反対に招待された側はどんな風に振る舞うべきか分からない人も多いかもしれません。
では、接待ゴルフやコンペに招待された人が踏まえるべきマナーには、どのようなものがあるのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。

「取引先などから接待やコンペのお誘いを受けた際は、できるだけ早くスケジュールを決めて相手に返事を送るのが、最初に守っておくべきマナーでしょう。もしも先方から開催予定の大まかな期間を提示されたら、第一希望から第三希望くらいまでの日程を打診すれば、主催者にとってはプレーの予約を入れるヒントになります。
とくに春先はゴルフのトップシーズンを迎えるので、平日でもスムーズに予約を入れるのが難しくなってきます。ですので、せっかくお誘いを受けた接待やコンペが『混雑で中止』ということにならないよう、日程調整はなるべく早めに、なおかつ保険をかけておくのがオススメです。
また、ゴルフ場のホームページなどをチェックして、予習をするのも覚えておくべきでしょう。例えば、クラブハウスでのドレスコードやプレーイング4(マエヨン)などのローカルルールは、コースごとに異なることも珍しくありません。周りのメンバーの視界にも少なからず入るため、ビジターとしてクラブの雰囲気を乱さない振る舞いや格好でいることが重要です。
集合時間についても両者で折り合いをつけておけば、接待する側もスタートのどのくらい前に到着すべきか決めやすくなります。「早めに練習をしたいけれども相手には特に時間を気にしないでほしい」という場合は、その旨も併せて伝えておくと配慮になるでしょう。
なお、「接待なら行き来はスーツを着た方が良いの?」と考える人もいるかもしれませんが、そのゴルフ場のドレスコードに沿ったファッションであれば無理に“スーツ”と決める必要はなく、あくまでもクラブの空気に溶け込むことを意識すべきだそうです。
プレー中、プレー後はどう振る舞うべき?
では、ティーオフした後はどのようなマナーを留意するべきなのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。
「ラウンド中のマナーは、『プレ―ファーストを徹底する』『自分で作ったディボット跡やボールマーク、バンカーの跡は自分で直す』『打ち込みに気を付ける』など、基本的には通常のラウンドと一緒と考えて良いでしょう。中でも、ティーショットで自分の姿や影が同伴者の視界に入るところに立ったり、パッティングでラインの延長線上に立ったりといった行為は、意外と気が付きにくいので注意が必要です。
コミュニケーション面では、仕事やお金に関する話題や自慢話は避け、良いショットを称えたり、反対に惜しいショットには慰めの言葉をかけてあげたりしてその場を盛り上げるのがベターです。
また、接待なら受ける側も手土産を持っていくのが望ましいとされていますが、渡すタイミングはプレーが終わってシャワーや着替えを済ませた後の帰り際がベストで、中身はあまり荷物にならない菓子折りを選ぶと良いでしょう」
なお、ゴルファーの間では一緒にラウンドした後にお酒を酌み交わしたり会話を楽しんだりすることもあります。親睦をさらに深めたいのであればそれを意識してみるのも良いでしょう。
そして、翌日にはお礼のメールや電話を入れ、感謝の気持ちや今後の関係を発展させられるような言葉を添えるのが、接待ゴルフのスマートな終わり方だといえます。
接待やコンペを主催する側はもちろん、受ける側もビジネスパートナーとして守るべきマナーはいくつもあります。先方との関係性をさらに深めるためにも、「社会人」と「ゴルファー」の両方の側面から、お互いをリスペクトし合える一日にできると良いかもしれません。
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