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- レッスンの“やめどき”が分からない! 理由が軽すぎて気が引ける… カドの立たない切り出し方は? プロ側に本音を聞いてみた
レッスンを受けるところからゴルフを始める人も多いですが、「ある程度上達したら退会したい」と考える人もいるでしょう。では、レッスンをやめるべきタイミングとはいつなのでしょうか。
自分が満足できたらやめていい
ゴルフを始める際は練習場などで開催されているレッスンに通う人も多いですが、多くの人は何年、何十年と受け続けるわけではありません。

なかには「いつかはやめるタイミングがくるだろう」と思いつつ、惰性で通っている人もいるかもしれません。
では、レッスンをやめるベストなタイミングとはいつなのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏は、以下のように話します。
「レッスンをやめる理由は人それぞれですが、特に多いのは『指導方法が自分に合わない』というものです。レッスンプロによって、言葉で丁寧に説明するのを重視している人もいれば、対照的に分かりやすく生徒に理論を伝えるためにボディランゲージを織り交ぜている人もいて、教え方は多岐にわたります」
「そのレッスンプロの教える技量がどのくらいかによっても、生徒が学べる量やスピードは変わってきます。回を重ねていくうちに自分が求めているものと乖離しはじめてきたら、やめどきといってもいいのではないでしょうか」
「ほかにも、『スコアが○○になったら受けなくてもいいかな』と考える人が多いのですが、世界のトッププロでもマンツーマンでコーチが付いていることを考えると、『100切り』や『80台』のような、具体的なスコアがレッスンをやめるかどうかの判断基準になるとは限らないと思います」
「もしもレッスンをやめる線引きを設けるとすれば、『受け始めの頃に設定したスコアをひとまず達成できたとき』『それ以上先を目指そうとは思わなくなったとき』などが妥当になってくるのかもしれません」
最近はスマホやビデオカメラで自分のスイングをチェックすることも一般化しています。しかし三浦氏は、「それだけでは分からないこともある」「良くないところと改善策を、自分一人で見つけられる力がつかないうちにやめるのは望ましくない」とも言います。
ちなみにレッスンプロや施設の人にやめる旨を伝える際は、「仕事が忙しくなった」「家庭の事情でそちらにお金を回さなければならなくなった」といった、他人が踏み込みにくい、やむを得ない理由にすれば、お互いにカドが立たなくて済むようです。
やめた後もたまに“1dayレッスン”を受けてもいい
レッスンをやめた後は、基本的に自分一人でスイングやショットの分析をすることになります。しかし時間がたってくると教わった内容を忘れてクセが出やすくなりがちです。
「また別のレッスンを受け直すほどでもない」と判断した場合は、“1dayレッスン”を体験してみるという方法も考えられますが、このような対処法はどうなのでしょうか。三浦氏は以下のように話します。
「1回教わっただけでアドバイスされた内容を何度も反すうして再現できるのなら別ですが、実際は時間が経過するほど再現できなくなってくるものです」
「たとえば、自宅でスイング練習をする方法として鏡を見ながら行うのがオススメとレッスンプロから教わり、毎日実践し続けたとしても、無意識のうちに自分のクセが出てきてしまうことがほとんどです」
「そのため、自力で改善を目指しながら数カ月に1回の頻度で1dayレッスンを挟むのはオススメです。続けているうちに自分の中でベストな改善方法が見つかったり、スイングにおいて頭の中のイメージと現実のズレが小さくなってきたら、少しずつレッスンを受ける間隔を広げていくといいと思います」
なかには「レッスンをやめてしまうのは申し訳ない」と考える人もいるかもしれません。しかし自分に合わない指導を我慢したり、ただ教わるだけで何が目標だったのか分からなくなってしまうのを防ぐためには、時としてきっぱりやめる勇気を持つことも大事といえるでしょう。
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