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- カートに座ったままボールを追わない同伴者も多い… ティーショットの行方を見失わない究極の方法とは?
ドライバーショットが安定しないアマチュアは、ボールの行方を全員で見ていないとロストボールする危険性があります。しかし、全く同伴者のティーショットを全く見ないで、カートに座ったままの人も少なくありません。
ドライバーショットが予想以上に低いとボールが見えない
筆者は自分が打ったドライバーショットの行方をたまに見失うことがあり、同伴者にショットの行方を常に見守ってほしいと思っています。自分が見守ってほしいので、同伴者のドライバーショットも目を凝らして見守ります。そうすると本人が見失ったショットの行方を筆者だけが追うことができたとき、とても感謝されます。
ところが先日のラウンドで、スタートホールでの同伴者のティーショットを見失ってしまいました。斜め後方から2人がかりで見ていたにもかかわらず、ボールがものすごく低く飛び出したように見えたということしか分かりませんでした。

大きく曲がった印象はありませんでしたから、ティーイングエリアからフェアウェイまでの間のラフをくまなく探しましたが、結局ボールは見つかりませんでした。出だしから申し訳ない気持ちになりました。
冬場のスタート時とラウンド終盤は太陽の位置が低くなるので、特に気をつけなければなりません。低い位置から太陽の光が差し込み、ショットの出だしも低いと、一瞬でボールを見失ってしまいます。この日はボールの色との相性もあったようで、寒色系(緑色)のボールが見やすく、暖色系(オレンジ)が見づらかったです。
同伴者のショットの行方を見守るのはマナーだと筆者は教わったのですが、昨今は見守らないゴルファーが増えていると感じます。乗用カートに座ったままショットの行方を見ても、真横からでは見えません。その人たちに理由を聞いてみると、次のような答えが返ってきます。
「最初は斜め後方から見守っていたのですが、ボールが速すぎて見えないんです。いろんな角度から見てもダメなので諦めました。そうしないと本人が見失ったときに『どっちに飛びました?』と聞かれて『見えませんでした』と答えると、こっちの責任みたいになっちゃうじゃないですか。だから最初に『私はボールの行方を追うのが苦手です』とお伝えしています」
「昔は見えていたんだけど、70代になってから全然見えなくなっちゃったんだよ。一応、見ようとはしているんだけど、ほとんど見えていないからアテにしないでね(笑)」
このように告白されてしまうと、ショットの行方を見守る人員としてはカウントできません。見える者同士で見守り、できるだけ見失わないように頑張るしかありません。
一番の解決策は見失わないショットを打つこと
筆者の場合はドライバーショットの出だしが低くなるミスはほとんど出ないのですが、高くなるミス(いわゆるテンプラ)がときどき出ます。
「テンプラに曲がりなし」というゴルフの格言がありますが、そんなことはありません。筆者のテンプラは野球にたとえるとサード方向のファウルフライかセカンド方向のファウルフライかファースト方向のファウルフライの三択です。
セカンド方向はすぐに見つけることができますが、サード方向とファースト方向は見失います。そんなとき同伴者が「左上」とか「右上」といってくれると、ショットの行方を認識することができます。
でも、あるとき取材したプロゴルファーに「ドライバーショットのテンプラのミスをなくしたい」と相談したところ、次のようなアドバイスをもらいました。
「ドライバーショットのテンプラの原因は体の突っ込みですから、自分からボールを打ちに行こうとせずに、アドレスで作った軸をキープしたまま体の回転で打つように心がければ、テンプラのミスは減るはずです」
このアドバイスが効果てきめんで、体の回転で打つことを意識したところ、テンプラのミスが激減しました。その代わり引っかけのミスが出ることがあるのですが、引っかけのミスはショットの行方を自分で追うことができますから、精神的な不安がだいぶ緩和されました。
結局のところショットの行方を見失わない一番の解決策は、見失わないショットを打つことです。それが実現できる日がいつになるのか分かりませんが、フェアウェイ方向に飛んでいくショットを少しでも増やそうと練習に励んでいます。
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