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- 「一気に打つ」のと「休み休み打つ」のはどっちが正解!? 練習場の限られた利用時間で“最大限”効果を上げるにはどうすればいいの?
打ちっ放しなどの練習場の滞在時間は1〜2時間かもしれませんが、途中休憩をどこで挟むかは人それぞれでしょう。同じ時間で比較した場合、みっちりと練習を詰め込むのと途中で何回か休みを入れるのとでは、どちらがいいのでしょうか。
休憩を挟むのなら同時にショットの分析も
レッスンで習ったことを復習したりラウンド前の確認を行うため、打ちっ放しやインドアの練習場に行く人も多いはずです。

滞在時間は1〜2時間かもしれませんが、途中休憩をどのタイミングで挟むかは人それぞれで、「30分打ったら10分休む」という人もいれば、中には「2時間で200〜300球を休憩なしで打つ」という人もいます。
では、同じ時間で比較した場合みっちりと練習を詰め込むのと、途中で何回か休みを入れながら練習するのとでは、どちらがベストなのでしょうか。レッスンプロ兼クラフトマンの関浩太郎氏は、以下のように話します。
「途中休憩なしで続ける練習を『集中法』、こまめに休憩をはさみながら行う練習を『分散法』ということもありますが、自分が今どのスコアレベルに位置しているのかによって切り替えた方がいいと思います。たとえば、まだビギナーで100切りを目指している状態なのであれば、正しいスイングをしっかり身に着けられるようにするために、集中法を取り入れて反復練習を行うべきでしょう」
「対して、100切りを達成して次が90切りや80切りという人の場合は、スイングが定着してショットを安定させるのに重きを置くという意味に加え、打ちっ放しやインドアの練習場でも本番と同じような進行を体感するためにも、分散法にチェンジした方がいいと思います」
「というのも、ゴルフは他のスポーツと比べて次のショットを打つまでの時間が長く、どんなに早くとも2〜3分に1球程度のペースとなり、その間に『今のショットがどうだったのか』『次のショットをどうすべきか』といった分析や、今後の作戦を逐一考えることができます。さすがに練習場で1球打つごとに2〜3分間隔を空けるのは極端なので、20〜30球打ったら5分程度休憩をはさみつつ、スイングや打球に関するフィードバックをするのがオススメです」
ただ関氏は、「集中法と分散法の両方に共通していえることとして、その人にとって正しい考え方や練習方法を理解していることを前提にしないと、いつまでもスコアが悪いままになってしまう」と付け加えます。
また、100切りを達成すると連続で同じクラブを使う機会も少なくなるため、1回休憩を挟んだら別のクラブに持ち替えたり、ターゲットも前後左右に変えてみると、短時間でも内容の濃い練習にすることができるとのことです。
日本人はアプローチやパターの練習をおろそかにしがち
さらに関氏は、「100を切ってスコアをもっと縮めたいのなら、ショットだけに重点をおいた練習はするべきではない」と話します。
「日本では多くのゴルファーが『いかにきれいなフォームでショットを打てるか』ということばかりを追究しがちです。一方でアメリカをはじめとした海外においては、スイングフォームはメチャクチャなのにボールはちゃんと前に飛ぶ人が多いです。とりわけフルショットよりアプローチやパターに圧倒的な時間をかけ、『どうすれば確実にスコアを縮められるか』をよく考えている人が非常に多いのです」
「日本の場合、アプローチやバンカーショット、パッティングを『軽視している』というと言い過ぎかもしれませんが、大きめの練習場に行けばそれなりの確率で『アプローチ練習コーナー』や『パッティング練習コーナー』が設けられているにもかかわらず、あくまでも『おまけ』程度の存在になっていて、なおかつ利用率も悪いです」
「そのうえ、ゴルフ場の中にはメンバー特典で『アプローチやパターの練習グリーンだけの利用なら無料』としているところもあります。せっかく練習環境が整えられているのに使わないのはもったいないです。ぜひ練習の一部をドライバーやアイアンから、アプローチやパターに切り替えてほしいと思います」
またショットだけでなくアプローチやパッティングの練習の際も、長時間ずっと続けていると集中力がなくなってしまうので、ある程度まとまった数を打ったら休憩がてらフィードバックを挟むのが効果的だといいます。
集中法でスイングをしっかりと身に着け、100切りを成し遂げられたら今度は分散法による練習になります。しかし、ベストスコアを更新したいのであればショットだけでなく、アプローチやパターも十分に練習しなければならない点は覚えておきましょう。
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