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- ゴルフ1年生の素朴な疑問!「スコッティ・キャメロンはなぜ高い?特殊な素材でも使っているの?」
なかには数百万円を超えるようなクラブもありますが、パターでは「スコッティ・キャメロン」が高級モデルとして知られています。世界的なツアープロにも愛用している選手は多いですが、どうして“高級パター”の代表格と言われているのでしょうか。
比較的安い市販モデルにもプロ仕様の技術が
ゴルフクラブの価格は幅が広く、なかにはフルセットで数百万円を超えるような超高級モデルもあります。また、パターに絞ってみてみると「スコッティ・キャメロン」というブランドが代表的であり、現在は松山英樹選手やリッキー・ファウラー選手などが愛用しています。
では、どうしてスコッティ・キャメロンは“高級パター”として有名になったのでしょうか。レッスンプロ兼クラフトマンの関浩太郎氏に聞きました。

「スコッティ・キャメロンが、“高級パター”の代表格として一躍脚光を浴びるようになったきっかけは、1990年代にタイガー・ウッズをはじめとした世界的なプロゴルファーがこのパターを使用し、様々なトーナメントで優勝したためと言われています。当時、スコッティ・キャメロンは創業して間もないメーカーでしたが、ちょうどタイガーなどが期待の若手として人気絶頂だったことも相まって、彼らが使っていたパターにも注目が集まり、“一流御用達”のラベルが貼られて値段が高くなっていったのです」
「一般的には、『値段がとても高いのだから素材や製法も徹底的にこだわっているのでは?』と思うかもしれません。確かに丁寧に作られているのは間違いないのですが、市販モデルの場合、使われている素材は通常のパターとそこまで大きな違いはなく、製造方法に関しても他のメーカーと同じように機械を使って削り出しています」
「一方で、ツアープロにも支給される特別仕様のクラブはもっと特殊な金属を原料に使用したり、職人が一つひとつ手作業で作ったりしているので、なかには数百万円という非常に高い価格設定がなされているものもあります。つまり、市販モデルであれば『作るのに手間がかかっているから高い』というより、『所有感を持たせるために高くなっている』と表現した方が良いでしょう」
ほとんどのパターはヘッドがステンレス製ですが、中でもスコッティ・キャメロンでは「ジャーマンステンレス」と呼ばれる種類が使われています。ジャーマンステンレスは、日本やアメリカの規格に沿ったものと比べて「クロム」の含有量が多く、打感は硬いながらボールに吸い付くような感覚から柔らかさも感じられるのが特徴です。
しかし、比較的リーズナブルに購入できる市販モデルにも、ツアー仕様の技術はしっかり生かされており、特に「打感の良さ」は非常に高い評価を受けています。
プロの世界では、方向性よりタッチの良し悪しの方がパッティングの精度を左右するとされていますが、スコッティ・キャメロンのヘッドは一般的なパターのヘッドより少し重く、ストロークの強弱の調整が容易なのがメリットです。
ちなみに、「スコッティ・キャメロン=ピン型ヘッド」というイメージを持っている人も少なくないはずですが、ピン型は打点と重心の距離が近く打感が最も長けているため多くのモデルに採用されている一方、最近はマレット型やネオマレット型のモデルも増えています。
「高ければいい」というものでもない
ところが、関氏は「全ての人に対して、スコッティ・キャメロンがベストなパターになり得るとは限らない」と話します。
「高額で販売されている以上、スコッティ・キャメロンが“優れたパター”であること自体は間違いないですが、決して全てのゴルファーにとって『高いパターが最も良い』という訳でもありません」
「自分が思った通りの強弱で打てるパターが1番理想的で、オーバーやショートといったミスをすることなく、ターゲットとしている地点が3メートル先ならば3メートルジャスト、5メートル先ならば5メートルジャストでボールが止まってくれるようなものを選ぶべきです。そして、たとえばスイングテンポが速めの人はシャフトを短くすればオーバーしにくくなりますし、反対にスイングテンポが遅い人は長いシャフトにすればショートしにくくなるでしょう」
「もっと端的に言うのであれば、『3パットをしないパター』が最もその人にフィットしたパターであり、値段は関係ないと言えます。さらに、自分の感覚で距離感を合わせながらバチっと叩くようにパットしたい人はピン型を選ぶべきですし、傾斜や距離に応じた打ち分けをあまり複雑にしたくない人は重量感があるマレット型やネオマレット型がオススメです」
要するに、スコアを確実に縮められるクラブは「安いか・高いか」ではなく、「自分のスイング特性にフィットするかどうか」で選ぶべきと言えるのです。
とはいえ、スコッティ・キャメロンのパターは高性能だからこそ良い値段がする訳なので、「いつか手に入れてみたい」と思うことは、ゴルフをやり続ける原動力になるかもしれません。
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