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- 球をじっと見るかぼんやり見るか… “ボールの見方”でスイングに影響はあるの? ゴルフ好き眼科医の見解は
アドレスでボールをじっと凝視するのとぼんやりと見るのとでは、打ち方は変わるのでしょうか。多くのゴルファーが疑問を持つ問題に、眼科の小嶋良宏医師が答えてくれました。
ボールの見方とスイングに因果関係はない
ゴルフスイングに関して意見が分かれることの一つに「ボールの見方」があります。
アドレスでボールを凝視するのとぼんやりと見るのとでは、打ち方が変わるというものです。状況に応じてボールの見方を変えることによって、意図した弾道を打てたり、いい結果につなげたりすることはできるのでしょうか。

多くのゴルファーが疑問を持つ問題に、眼科医の小嶋良宏さん(千葉県・館山病院眼科部長)が答えてくれました。
「ボールにフォーカスして見つめる見方、ボールの周囲全体をボヤっととらえる見方。2つを区別して打ち方に結びつけようとするゴルファーがいらっしゃるようですが、眼科医として言いますと、ボールの見方とゴルフスイングとに因果関係はないというのが答えです」
「人の視力は、視界の中央、もっと言えば“ど真ん中”が一番よく見えます。そこから角度が1度、2度でもずれると、はっきりとは見えなくなってしまいます。例えば、テーブルを挟んで向こう側に座る人の顔を見るときをイメージしてください。顔の中心を見る場合、鼻がよく見えて、目や口はぼやけるはずです。それは真ん中が一番よく見えると同時に、真ん中しか見えていないとも言えるからです。車の運転中、サイドミラーに何かが映っているのは分かるけれども、バイクか自転車か、あるいは車か、はっきり見えていないのと同じような状態です」
「つまり人は、ピントが合っている中心だけがより良く見えます。ゴルフでアドレスをとったときも、視界の真ん中にあるボールにピントを合わせて見ているわけです。そうすると周りはよく見えません。もっとも、ボールを見ないでわざわざ周りの芝やマットを見て打つ人もいないでしょうが。ですから、ボールの見方を意識したり変えたりすることによって打ち方が変わる、ナイスショットが期待できる、などは現実的とはいえませんね」
ボール位置は真ん中のつもりで知らずにずれていることも
意識するのとしないのとにかかわらず、ゴルファーは皆、視界の中心でしっかりボールを見ているのですね。もしヘッドアップやミート率が悪いなどの悩みがあるとしたら、それはボールの見方とは関係なく、単純にスイングの問題なのでしょうか。

意識するのとしないのとにかかわらず、ゴルファーは皆、視界の中心でしっかりボールを見ているのですね。もしヘッドアップやミート率が悪いなどの悩みがあるとしたら、それはボールの見方とは関係なく、単純にスイングの問題なのでしょうか。
「ボールの見方がスイングに何か関係するとしたら、ボールの位置を錯覚することはあるかもしれません。一つ試してみましょう。真っすぐ前を向いて、顔の真ん前、視界の中央に人差し指を立ててください。その指を2~3メートル先の目標物に重ね合わせたら、片目ずつつむって見ます。右の目をつむって左目だけで見ると指は目標物よりやや右に見え、左の目をつむって右目だけで見ると指はやや左に見えるでしょう? それは右の目と左の目が離れているためであり、視界の中央にあるものを左右の目それぞれから斜めの角度で見ているからです」
「ところが、何回か繰り返すうち『利き目である右目をつむると指は大きく左に動きますが、左目をつむって利き目の右目だけで見ると指は動きません』という人が出てきます。なぜそうなるかというと、はじめは顔の真ん前に出していた人差し指をいつの間にか右目の方へ寄せてしまっているからなのです」
「この現象をゴルフのアドレスに当てはめるとどうなるでしょうか。例えば、アイアンショットでボールをスタンスの中央に置きたい場合、顔の向きや利き目によっては、実際は真ん中にボールを置いているのに、右、または左に寄っているように錯覚しがちです。その結果、右に入れたり左に出したりしてしまい、真ん中ではなくなってしまいます」
錯覚に気づかず、ボールの位置を調整してしまう。それを真ん中と錯覚する。いわば“W錯覚”をしがちなのですね。左右それぞれの目から等距離にボールを置くことができれば、そもそも錯覚しにくいのでしょうが……。
「ボール位置は左足カカト線上が基準といわれこともありますから、なかなか難しいかもしれませんが、両目でしっかりボールを見て位置を決めるとか、顔の角度を少しボールへ向けるとかいう工夫はできると思います。まずは自宅や練習場で、ボールをスタンスの真ん中に置き、“リアルセンター”と“錯覚”とのギャップを実感するのも参考になるんじゃないでしょうか」
眼科医の見地から、またゴルファーとして、小嶋先生は以上のように疑問に答えてくれました。
【解説】小嶋良宏(眼科医)
1993年、北里大学医学部大学院を修了。北里大学病院、市中病院勤務を経て、千葉県・館山病院眼科部長。ゴルフ歴は約20年。
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