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- 「フカヒレラーメンが2000円」で食べられた!? バブル期のゴルフ場レストランはどこまで豪華だったの?
プレーそのものだけでなく、ハーフターンでの食事を楽しみにしているゴルファーも少なくないでしょうが、なかには今と昔でレストランの雰囲気やメニューに変化を感じている人もいるかもしれません。
経営難とゴルファーからの要望でシンプルなメニューが一般化
ゴルフ場を訪れる際、プレーはもちろんハーフターンでの食事も楽しみの一つですが、ゴルフの経験が長い人のなかには「雰囲気やメニューなど、レストランのいろいろな部分が今と昔でだいぶ変わったな」と感じたことがある人もいるかもしれません。

では、ゴルフ場のレストランで提供されているメニューやサービスは、今と昔でどのように違うのでしょうか。ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は以下のように話します。
「バブル期はとにかく『豪華さ』がもてはやされていたので、高級な食材が使われることもよくありました。当時はフカヒレを入れたラーメンが2000円ほどで提供されていたコースも見られましたが、いま同じメニューを提供するとしたら倍の4000円くらいになっていても不思議はありません。また、朝食だと和洋ともに豪華な定食が一般的で、ハイグレードな旅館やホテルの食事をイメージさせるかのようなメニュー構成となっていました」
「しかし、バブルがはじけてからはゴルフ場の経営難に伴ってそういった大盤振る舞いもできなくなり、さらにゴルファーからも『高すぎて手が出せない』『朝からこんな量は食べきれない』といった声も上がるようになってきました」
「そこで、おにぎりやサンドイッチといったシンプルかつ以前よりも安価なメニューが台頭し、もう少しオシャレ感を意識したところだと、フレンチトーストなどが人気を博すようになっていったのです。加えて、かつてはお酒の提供も今と比べて盛んに行われており、ウイスキーやブランデーのような高い洋酒をワゴンで運んで食事中の人に勧めたり、メンバーが持ってきたボトルをキープしたりしてくれるゴルフ場もありました」
料理そのものだけでなく、サービスの面でも今と昔では違う点があります。近年は健康志向に合わせて各メニューの横にカロリーを表示したり、オーダーのタッチパネル化や工場で事前に下処理した食材を使って人件費をカットしたりしているのも、現在のゴルフ場のレストランで見られつつある取り組みだと言います。
ほかにも、予約サイトでお得感をアピールするため、プレー料金と食事代をひとまとめにしたプランを設定している点も、現在の定番と言えます。しかし、提示された料金のままではオーダーできるメニューに限りがあり、他のものを食べたい時は追加料金を支払うケースがあることは留意する必要があるでしょう。
コース内やクラブハウスにある売店も変化している
コース内やクラブハウスには売店がいくつか設置されていますが、こちらも今と昔で商品展開は異なるのでしょうか。飯島氏は以下のように話します。
「昔のコース売店には、少なくとも一人は担当スタッフが常駐していることが当たり前でした。また、キャディーさんにチップや品物を贈る慣習があったので、お米や洗剤などゴルフとは関係ないものが並んでいたこともありました。コスト優先になっている現在は無人の売店が増え、ドリンクの自動販売機だけを置き、残りのスペースは一休みできるようにベンチとしているところが大半です」
「また、昔は1日お付き合いしてくれたキャディーさんへのお礼にチップや品物を送る風習もあったので、お米や洗剤などゴルフとは一見関係がなさそうに見えるものが並んでいた時代もありました」
「クラブハウスの中にある売店は正式には『プロショップ』と言いますが、昔はその名の通りギアに詳しい人がいて、プレーのついでに新しいクラブやボールを買うという人もいました。しかし、現在のプロショップでは、ウエアやキャディーバッグなど高度な専門知識を必要としない商品がメインになっています」
かつての豪華なサービスを提供していたゴルフ場に懐かしさを覚える人もいるかもしれません。しかし、社会的な風潮や求められるニーズ、経営状況などに合わせて少しずつレストランや売店の形態も変化してきたようです。
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