- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフライフ
- 急激な気温上昇で暑熱順化が間に合っていないと危険!? 改めて意識したい「ゴルフ場は熱中症になりやすい場所」という事実
35度を超えるような気温も珍しくなくなった昨今。改めて「ゴルフ場でのラウンドは熱中症リスクの高い行為」という意識を持つ必要があるといいます。
暑熱順化が間に合わずに熱中症になるゴルファーは多い
6月に入ってから気温が一気に上がり、うんざりするような暑さの中でプレーしなければならない日が増えてきました。そんな中、次のような話を聞く機会がありました。
「私のゴルフ友達は昨年まで夏でも気にせずプレーする人だったのに、この間のラウンドで熱中症のような症状になり、怖くなったから今年の夏はゴルフをやらないことに決めたそうです」

この話を聞いて思い浮かんだエピソードがありました。6月17~20日に名神八日市カントリー倶楽部(滋賀県)で「日本女子アマチュアゴルフ選手権競技」が開催されたのですが、出場選手が「(暑くて)死ぬかと思いました」「もうちょっとで倒れるところでした」とコメントしていたのです。
ラウンド当日は気温36度を超える猛暑だったようですが、その選手は20代前半のバリバリのアスリートゴルファーです。アマチュア日本一を決める大会に出場しているくらいですから、体力にはそれなりに自信があるはずです。その選手が死ぬかと思うような体験をしたのは、おそらく体がまだ暑さに慣れていなかったからです。
体が暑さに慣れることを暑熱順化といいますが、今年は6月上旬まで雨が何週間か降り続いた後、急激に暑くなったので暑熱順化が間に合わなかったのだと思います。人間は運動などで体を動かすと、体内で熱が作られて体温が上昇します。体温が上昇したときは、汗をかくことによる気化熱や皮膚血管の拡張によって、体の表面から空気中に熱を逃がす熱放散で体温を調整します。この体温調整がうまくできないと、体の中に熱がたまって体温が上昇し、熱中症が引き起こされます。
暑熱順化が進むと発汗量や皮膚血流量が増加し、熱放散が活発になりますが、暑熱順化ができていないと熱中症のリスクが高まります。暑熱順化は個人の体質や体調にもよりますが、数日から2週間程度かかります。暑くなる前に体を暑さに慣らし、順応できるよう準備を整えておく必要があるのです。
暑さに慣れても体温調整機能が追いつかないと熱中症になる
熱中症は高齢者や体調が悪い人がかかるイメージがありますが、前述したように体が暑さに慣れていないことが原因でも起こりますから、日本一を目指しているアスリートゴルファーもかかります。高温多湿な環境や激しい運動によって体温調整機能が追いつかず、体内に熱がこもって体温が異常に上昇するのが熱中症です。ゴルフは激しい運動ではありませんが、高温多湿な環境で行なうスポーツであることは否定できません。
ゴルフ雑誌の取材で昨夏、熱中症の専門家に「ラウンド中に熱中症にならない方法を教えてください」と質問したところ、「高温多湿な環境でラウンドしないでください」という答えが返ってきて苦笑した覚えがあります。医師の立場からすると、高温多湿な環境でゴルフをすること自体が、熱中症に飛び込む危険行為なのです。
熱中症の重篤化を防止するため、2025年6月1日から労働安全衛生法に基づく労働安全衛生規則が改正され、事業者に対して熱中症対策が義務化されました。熱中症を生ずるおそれがある作業を行なう際、その旨を報告するための体制を事業場ごとにあらかじめ定め、関係作業者に対して周知しなければなりません。
「熱中症を生ずるおそれがある作業」というのは、「WBGT28以上または気温31度以上の作業場において行われる作業で、継続して1時間以上または1日当たり4時間を超えておこなわれることが見込まれるもの」です。
「WBGT」は「Wet Bulb Globe Temperature」の略で、直訳すると「湿球黒球温度」ですが、これでは何のことか分からないので「暑さ指数」と表現されています。「暑さ指数」28以上が「厳重警戒」、31以上が「危険」ですが、近年の日本の夏はWBGT31以上が頻繁に発生します。
ゴルフ場のキャディー業務やコース管理業務も「熱中症を生ずるおそれがある作業」に該当します。したがってゴルファーが18ホールをプレーする行為も、熱中症を生ずるおそれがあるのは間違いありません。炎天下でプレーする人は、くれぐれも万全の対策でラウンドに臨んでください。
最新の記事
pick up
-
西村優菜と共同開発! 理想の高弾道とスピンを実現した「QUANTUM MINI SPINNER」がついに発売!<PR>
-
「上達志向ゴルファーに最適解!」 “飛んで止まる”テーラーメイドのNew「ツアーレスポンス ストライプ」登場<PR>
-
“自分で操りたい派”に刺さる? テーラーメイドの新「SYSTM2(システムツー)」パター登場! 世界的ヒット作「スパイダー」との違いは?<PR>
-
今後ゼクシオはどこへ向かうのか? 家田社長が語る「25年」の継承と「XXIO 14」の挑戦<PR>
-
これが最新電気自動車の現実だ! 往復600キロのゴルフ旅を日産 新型「リーフ」で行ってわかった“BEVの安心感と実用性”<PR>
ranking









-150x150.jpg)

