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- 追加料金で乗用カートの“フェアウェイ乗り入れ可”なコースが増加 酷暑ゴルフの救世主だが想定される意外なデメリットとは?
5人乗りカートが主流の日本では、なかなか定着しなかった乗用カートのフェアウェイ乗り入れ。しかし、酷暑の影響もあり「乗り入れ可」にするゴルフ場も増えてきています。
乗用カートのフェアウェイ乗り入れが人気
昨夏から今夏にかけて、同伴者から乗用カートのフェアウェイ乗り入れプレーを提案される機会が多くなりました。
フェアウェイの乗り入れは、通常料金よりもカート1台につきプラス2200円(4バッグの場合1人あたり550円)を支払うのが一般的な相場のようです。決して高いわけではありませんが、通常プレーに慣れている人間からすると、わざわざ選択するほどでもありませんでした。しかし例年の酷暑により、できるだけボールの近くまでカートを乗り入れ、歩く距離を減らしたい人が増えているようです。

日本のゴルフ場で今、どのくらいの割合でフェアウェイ乗り入れプレーを実施しているか分かりませんが、個人的に次のような印象を持っていました。
1.フェアウェイ乗り入れプレーは便利だけど高い
2.天気が悪いとすぐに乗り入れ不可になる
3.乗り入れを希望しても実際に乗り入れできる日がそんなに多くない
日本のゴルフ場は天気が悪いとすぐにフェアウェイ乗り入れが不可になります。その理由はほとんどのゴルフ場が5人乗り乗用カートを採用しているため、カートが重いからです。
カートが重いと雨が降って地面が軟らかくなったとき、フェアウェイにタイヤ痕が残ってコースコンディションが悪くなります。ハンドル操作も不安定になります。
したがって、プレー当日が雨の場合だけでなく、プレー前日に雨が降り、地面がぬかるんでいる場合も乗り入れ不可になります。実質的に2~3日に1回しか乗り入れできません。乗り入れを希望しても、希望どおりにならないことが多いので、アテになりませんでした。
ところが最近は「天気が悪くても乗り入れできます」というゴルフ場が出てきました。暑さの影響で、ゴルフ場はフェアウェイ乗り入れを不可にしても良好なコンディションを保てなくなってきました。それであればコースコンディションを気にするよりも利便性を優先するという方針にシフトしてきたのだと思います。
乗用カートをフェアウェイに乗り入れできると、やっぱり便利ですし、暑さ対策にもなります。今後ますます追加料金を支払って、フェアウェイ乗り入れプレーを選択するゴルファーが増えていくでしょう。
短期的にはゴルフ人気に貢献するが長期的には諸刃の剣?
乗用カートのフェアウェイ乗り入れは、海外のリゾートコースでは一般的なプレースタイルでしたが、日本では普及しませんでした。
日本で乗用カートが普及し始めた当初、キャディーつきプレーが主流だったので、キャディーとプレーヤー4人が一緒に乗れる5人乗りカートが便利でした。また、安全にプレーするためには、キャディーが運転する自走式カート、またはキャディーが操作する電磁誘導式カートが適していました。
カートの重量の問題や安全性の問題で、フェアウェイ乗り入れというプレースタイルは視野に入れていませんでした。視野に入れているのであれば、軽量で機動性の高い2人乗りカートを導入するという選択肢もあったのですが、キャディーの雇用の問題、プレーヤーの安全性の問題、カートの収納場所の問題を優先しました。
ところがその後、キャディーつきプレーは衰退してセルフプレーが主流になり、安全性もプレーヤー自身に委ねるようになりました。その結果、5人乗りカートでフェアウェイ乗り入れプレーを実施するようになりました。これはこれで便利ですし、ニーズはさらに高まるでしょう。
ただ一方で、フェアウェイ乗り入れはゴルファーから歩く機会を奪う諸刃の剣になるかもしれないとも感じています。乗用カートが最初に導入されたとき、「そんなヤワな乗り物に誰が乗るか」と拒絶した先輩方がたくさんいました。しかし今は、競技ゴルファー以外で18ホールを歩いてプレーする人はほとんどいません。
ゴルフは健康にいいスポーツといわれています。ゴルフをすると健康寿命が5年延びるという研究データもあります。でも、これはゴルフの健康効果というよりも歩くことの健康効果です。歩くことが健康にいいことはさまざまな研究によって明らかになっています
フェアウェイ乗り入れプレーが今後さらに普及すると、ゴルファーはますます歩かなくなります。そのことがゴルフの健康効果を薄めることにならなければいいなと思います。
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