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- 名門? チャンピオン? メンバー? リゾート? ゴルフ場の曖昧な呼称「ほにゃららコース」を整理する
「チャンピオンコース」や「名門コース」といった曖昧な呼称は実態を表していない。専門家は俗語の誤解を指摘し、ゴルフ場を正しく理解するための5分類を提唱する。
「チャンピオンコース」という言い方は適切ではない
トーナメント中継を見ていると耳にすることのある「チャンピオンコース」という言葉。聞いたことはあるけれど、具体的に何を意味するのか分からず、「格式が高そうなゴルフ場」と漠然とした印象を持った人も多いのではないでしょうか。
では実際に、チャンピオンコースとはどんなコースを指すのでしょうか。ゴルフ場経営のコンサルティングを手がける飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は次のように話します。

「一般的には『トーナメントが開催される、あるいは開催されたコース』『トーナメントレベルの難易度を持つコース』をチャンピオンコースと呼ぶことがあります。しかし、あくまで俗語であり、明確な定義は存在しません。和訳すれば『優勝者のコース』となり、日本語としてもしっくりこないのです」
実際、テレビなどのメディアでも「チャンピオンコース」と紹介されることはありますが、難度や実績を端的に示すなら「トーナメントコース」という表現の方が適切だと飯島氏は指摘します。
また、「チャンピオンコース=距離が長い」というイメージを持つ人も少なくありません。しかし近年は男子・女子ともに総ヤーデージを短めに設定し、パー70や71で開催される大会が増えています。さらに、もともと6000ヤード台だったコースに無理やりフルバックティーを増設して7000ヤード超としたケースもあり、その結果、コースデザインや戦略性が損なわれることもあるのです。距離の長さだけで良し悪しは判断できません。
加えて、プロのトーナメントは競技性だけでなく“興行”や“エンターテインメント”としての要素も強く、会場には多くの観客や関係者を収容できるキャパシティやアクセスの良さも求められます。したがって「難しく長いコース=チャンピオンコース」とは断定できず、「トーナメントコース」と呼ぶ方が実態に合っているのです。
さらに飯島氏は「名門コース」という呼び方についても疑問を呈します。特定のゴルフ場を指す場合もあれば、「歴史の長さ」「サービスの質」「著名設計家による設計」など基準は曖昧で一貫性がありません。「ゴルフ場の魅力を伝える上で『名門コース』という表現は安易に使うべきではない」とも付け加えています。
ゴルフ場経営コンサルタントによる「5つの分類」
では、多様な形態を持つゴルフ場はどのように整理すればよいのでしょうか。飯島氏は「メンバーシップコース」「パブリックコース」「トーナメントコース」「リゾートコース」「ホリデーコース」の5分類を提案します。
メンバーシップコースでは距離の長さよりも、会員同士の関係性やコミュニティづくりに重きを置くべきだといいます。トリッキーで万人受けしない設計であっても、メンバーに愛されるゴルフ場であれば十分「メンバーシップコース」と呼ぶに値するのです。
一方で、日本では「安価で回れる河川敷」と認識されがちなパブリックコースについて、飯島氏は「メンバーが存在しないコースであればグレードを問わず当てはまる」と定義します。聖地セント・アンドリュースもパブリックコースであり、誰もが平等にプレーできる点こそが真の基準です。
また、ショートコースなど手頃に回れるコースは「ホリデーコース」と名づけ、休日に気軽に楽しめる存在として位置づけています。リゾートコースは沖縄や北海道といった観光地にあり、開放感がありながら戦略性も兼ね備えたコースを指すといいます。
適切な呼び方でゴルフ場を表現することで、プレーヤーに正しい魅力が伝わり、「一度ラウンドしてみたい」という気持ちを喚起できるのではないでしょうか。
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