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- 結果は“OB”や“大オーバー”なのに「手応えはよかったのになぁ~」って… 常に「ナイスショット」を求めないプレーのススメ
ショットの手応えと結果が食い違うことは、アマチュアだけでなくプロでも頻繁におこります。しかし、その「質」には大きな違いがあります。
プロでも手ごたえと結果が食い違うことがある
近ごろはプロゴルファーがピンマイクをつけて、自身のショットの狙いどころや手ごたえなどを解説しながらラウンドするゴルフ番組が多く放送されています。そうした番組を視聴していると、本人の手ごたえは良かったのに結果が伴わないショットや、逆に手ごたえは悪かったのに結果はよかったりするシーンを見かけることがあります。
手ごたえはよかったのに結果が伴わないのは、ほとんどがタテ距離のズレです。グリーンを狙ったショットがピンに向かって真っすぐ飛び、「これはピンそばについたでしょ」と自画自賛したものの、グリーンをオーバーして奥のラフまで飛んだり、方向はバッチリでも10~15ヤードほどショートしたりします。
番手選びのミスなのか、それとも風のジャッジミスなのかは分かりませんが、手ごたえは抜群だったのに難しいアプローチやパットが残ると、精神的なダメージを受けます。バーディーチャンスのつもりが、たちまちボギーピンチに変わります。
一方で、ショットを打った瞬間に「(当たりが)薄い」「(ボールの手前の芝生を)噛んだ」と本人が嘆いても、ボールはピンそばに止まったりします。本人はグリーンに近づくと「結果オーライでした」と苦笑いを浮かべながらボールをマークします。

プロゴルファーであれば、自分の手ごたえと結果はイコールなのかと思いきや、そうでもありません。これは有名プロでも無名プロでも大きな差はなく、打ち上げや打ち下ろし、左足上がりや左足下がりなど、タテ距離のミスが生じやすいシチュエーションであれば誰にでも起こります。
これに対して左右のブレは、ショットを打った本人の手ごたえと結果がほぼ一致します。狙ったところよりも右に飛んだら「今のはつかまりが悪かったですね」「フェースが開きました」と自己分析します。左に飛んだら「つかまりすぎちゃいました」「下(下半身)が止まりましたね」と反省します。
目標に対して直進性の高いショットは、プロでも手ごたえと結果が食い違うことがあり、左右にブレると手ごたえ自体が悪くなるようです。
手ごたえは今イチでもスコアは作れる
ただ、ショットの手ごたえが悪くてグリーンの左右に外しても、そのホールのスコアが悪くなると決まったわけではありません。アプローチをピンそば1~2メートルに寄せてパーを取ったり、アプローチが寄らなくても4~5メートルのパットを沈めてパーを取ったりすればリカバリーできます。
プロゴルフトーナメントを取材していると、「今日はショットの手ごたえがよかったので、いいスコアが出ました」とコメントする選手はあまりいません。「ショットの調子が今イチだったので、アプローチとパットでしのいでいたら、意外といいスコアで回れました」という選手のほうが圧倒的に多いです。
「ゴルフは上がってなんぼ」という格言はまさにそのとおりで、手ごたえがよくても結果につながるとは限らず、逆に手ごたえが今イチでもスコアが崩れるわけではありません。
アマチュアゴルファーは手ごたえのよいショットを打てることがほとんどありませんから、ショットの手ごたえを求めがちです。そして、手ごたえのよいショットが打てたら、結果が悪くても気にしない傾向があります。筆者もその一人でした。
でもやっぱり、いいスコアで回りたいんですよね。会心のショットがグリーンをオーバーして、寄らず入らずのボギーになるよりも、薄い当たりでグリーン手前にショートしたところから寄せワンのパーを取れたほうがうれしいことに最近ようやく気づきました。
ゴルフの楽しみ方は人それぞれです。常に会心のショットを打とうとする姿勢を否定するつもりはありませんが、プロでもショットの手ごたえと結果が一致しないことは知っておいたほうがいいかもしれません。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
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