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- 新調したパターには“賞味期限”がある!? 買った直後は絶好調なのに早晩入らなくなるのはなぜ?
面白いように入っていたパターが、わずか数ラウンドで“賞味期限切れ”になってしまうのはなぜ? 好調をキープする秘訣はあるのでしょうか。
買い替えたばかりのパターには、嫌なイメージが全くない
最大14本を使い分けるゴルフクラブの中でも、もっとも遠くへ飛ばせるドライバーと、最後を締めくくるパターはやっぱり特別です。新作モデルがリリースされ、「飛んで曲がらない」「真っすぐ転がる」といったキャッチコピーを目にすると、ついつい試してみたくなるかもしれません。
そして、慣れるまでに多少の練習が必要となるドライバーに比べ、パターは買い替えた直後のラウンドから、すぐさま好結果が出ることも少なくありません。それまでの不調がウソのようにカップにボールが吸い込まれ、「このパター、めちゃくちゃ入る!」と喜色満面になっている方を見ると、ちょっとうらやましくなったりもします。
とはいえ、絶好調が続くのはせいぜい数ラウンドで、そのうちにまた「パターが入らない……」と嘆く姿を見かけることも。では、絶好調だったパターが、数ラウンドで“賞味期限切れ”になってしまう現象は、いったい何が原因で起こっているのでしょうか。レッスンプロの小松拓夢氏に話を聞いてみました。

「パターはまさに“千差万別”で、ヘッドの形状や重量、ネックの位置や形状、フェースの硬さ、グリップの太さなど、様々な要素が絡み合って、そのパターならではのフィーリングを生み出しています。そのため、自分にベストマッチな1本との出会いは、ある意味では“奇跡”のようなものと言えるかもしれません」
「買い替えたばかりのパターが好調なことが多い理由としては、パターとの相性の良さや信頼感に加え、フレッシュな感覚が挙げられそうです。パターと相性が良ければ、ヘッドの自然な動きを変に邪魔せず、振り子のように一定に打てているはずです。また、『これなら入りそう!』と思って購入したパターには、それなりの信頼感があるでしょう」
「本番のグリーンでは、当然ながらそのパターで外した経験が少ないため、嫌なイメージは全くありません。そのため、距離感やラインに集中しつつ、まるで初心に帰ったような感覚でスムーズにストロークできているため、カップインの確率が高まっているのかもしれません」
筆者はここ2年ほど同じパターを使っていますが、ヘッドのウエートを少し重くしただけで、一時の不調からあっけなく脱出することができました。また、グリップを交換したり、少し勇気がいる選択ですが、シャフトの長さを変えてみたりすると、買い替えるのと同じような効果を得られるかもしれません。
不調に陥りそうな予兆を感じたときは基本に立ち返るべし
買い替えたばかりのパターが面白いように入ると、「ようやく“奇跡の1本”と出会えた!」「こいつと一生付き合っていこう!」などと思ったりするかもしれません。
とはいえ、その好調は思ったよりも長続きせず、気付けば「パターが入らない……」とまたもや嘆いていることがあります。これには、何らかの原因があるのでしょうか。小松プロは次のように話します。
「好調だったときと逆説的な感じになりますが、買い替えたパターに慣れ親しんでいくうちに、次第に“自分で操作”するようになってしまうことがあります。ヘッドの振り子運動に任せれば良いのに、ヘンに真っすぐ出そうとか、低く長く出そうとか意識しすぎると、軌道がブレやすくなります」
「また、それまで面白いように入っていた分、カップインという結果を早く見たがって、ヘッドアップしていることもありそうです。そして、ショートパットを何度か外してしまうと、疑心暗鬼になって嫌なイメージもふくらみ、ますます入らないという悪循環に陥ることもあるでしょう」
「買い換えたパターが好調から不調に転じたときに、『パターが本性を出してきた』と言ったりもしますが、本性を出しているのはパターではなく自分自身です」
「不調に陥りそうな予兆を感じたときは、やはりパターの基本に立ち返ることが大切です。狙ったラインに対して平行に立てているかといったアドレスの確認をはじめ、不動の下半身や体幹を使う意識などを見直せば、意外とすんなり立ち直ることができるはずです」
パターは傾斜や芝目の影響をダイレクトに受けるので、ちゃんと打てたとしても、入るときもあれば入らないときもあります。筆者はある意味で達観し、自分がやるべきことだけに集中するようになってから、パターを打つ楽しさが増幅するとともに結果もついてくるようになりました。
文/のぐち まさひろ
ゴルフとサウナと愛犬のチョコをこよなく愛するライター&ディレクター。20年ほど従事したクルマ系メディアの編集者からフリーランスになり、これから何をしていこうか色々と妄想中。SAJスキー検定1級/国内A級ライセンス/サウナスパ健康アドバイザー所持。ホームコースは「南総カントリークラブ」で、オフィシャルハンデは「7.1」。
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