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- 「ドライバー買いました!」→「スペックは?」→「分からないです…」 メチャ細かいスペックまで理解しておいたほうがいいの?
最近のドライバーは一つのシリーズに複数モデルのヘッドが存在、さらにカスタムシャフトなども絡み超複雑です。フィッティングをして自分にベストなスペックを購入するのがベターですが、アマチュアの多くはフィーリングだけでドライバーを選んでいるという現実もあるようです。
ゴルフクラブのスペックを覚えるのは難しい
ゴルフ好きが集まる飲み屋さんのカウンターで、店主たちとゴルフ談議をしていると、並びの席のお客さんが「最近、新しいドライバーを買ったんですよ」と会話に参加してくることがあります。
店主はギア好きなので、「おっ、いいじゃん。何、買ったの?」とすかさず質問します。「テーラーメイドです」とお客さんが答えると、「テーラーメイドの何?」と質問をかぶせます。「Qi10(キューアイテン)です」と答えると、「Qi10の何?」とさらに質問をかぶせます。そうすると今度はお客さんが「『Qi10の何?』って、どういうことですか?」と逆質問します。
「Qi10にもいろいろあるじゃん。MAX(マックス)とかLS(エルエス)とか。どれなのか知りたかったんだけど」と店主が答えると、「そんなにいろいろあるんですね。知りませんでした」とお客さんが正直に答えます。
すると店主が「じゃあ、シャフトは何?」と質問の方向性を変えます。でも、ヘッドのタイプが分からないのに、シャフトの種類が分かるはずありません。「シャフトは最初から挿さっていたやつです」と答えます。

店主はお構いなしに質問を続けます。「硬さはS? SR?」「たぶんSだと思います」「重さは5S? 6S?」「5Sだったかな……」「先調子? 中調子? 元調子?」「いや、もうホント、全然分かんないです。何の話をしているのですか?」とお手上げです。
その反応を見た店主は、「みんなクラブのスペックに関心がないんだな」と残念そうにつぶやきます。筆者は苦笑しながら「ゴルフを始めたばかりの人にとって、クラブのスペックを覚えるのは難しいですよ」とフォローします。
いいショットが打てれば問題ない
実際、ゴルフクラブのスペック表記はビギナーにとって難しすぎると感じます。筆者も正直にいうと、自分が使っているクラブのメーカー名は分かりますが、ヘッドやシャフトのスペックはうろ覚えです。
メーカーはよかれと思って、あらゆるゴルファーに対応すべく、ヘッドの種類とシャフトの種類を取りそろえているのでしょうが、素人には種類が多すぎて何が何だかよく分かりません。
ひと昔前であれば大手ゴルフショップに行って、「ゴルフクラブを買いたいんですけど、どれを選べばいいですか?」と店員さんに質問すれば、試打ブースでヘッドスピードやスイングタイプをチェックし、いろんなクラブの中から自分に合ったモデルを探してくれました。
でも今は、最新クラブが毎年のように値上がりしており、発売サイクルも以前より早まっているので、予算に限りがあるゴルファーは新品には手が出せません。中古ショップやオンラインショップ、メルカリなどのフリマサービスで予算に見合ったクラブを探すことになります。
予算の範囲内でよさそうなクラブを見つけたら、スペックも一応チェックしますが、そのクラブが自分に合っているかどうかはボールを打ってみないと分かりません。練習場で打ったときはバッチリでも、コースで打ったら今イチということもあります。前回のラウンドは完璧だったのに、今回のラウンドは全然ダメということもあります。
アマチュアはスイングの再現性が低いので、同じクラブを使っても同じショットが打てるとは限りません。もちろん自分のヘッドスピードやスイングタイプに合ったクラブはありますが、それを探すのにお金と時間をかけるよりも「見た目が気に入った」とか「何となくいいショットが打てそう」という直感でクラブを選べばいいのではないかと個人的には思います。
ゴルフを長く続けていると、スペックにこだわっている割にショットが全然安定していないゴルファーもいれば、スペックに無頓着なのにめちゃめちゃいい球を打つゴルファーもいます。結局のところクラブが合う合わないよりも、クラブを操作する動きのほうが大事ですから、自分が選んだクラブでいいショットが打てるように練習したほうがいいと感じます。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
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