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- 「行けば回れる」と楽観的な判断するのは危険!? 雪予報が出た日のゴルフで知っておくべき正しい判断基準とは?
近年は積雪による事故やトラブルを未然に防ぐためなのか、雪予報が以前より大々的に報道されるようになりました。そこで、ゴルフ場に「雪予報が出た日の営業」について話を聞きました。
当日朝の積雪状況で営業するかどうか判断する
冬になると、普段は雪が降らない地域でも降雪する可能性があります。近年は積雪による車や歩行者の事故を未然に防ぐため、雪が降りそうなときは天気予報で大々的に報じて不要不急の外出を控えるよう、やや大げさに注意喚起する傾向があります。実際には雪が降らないどころか雨も降らず、拍子抜けすることもあります。
ラウンド前日の天気予報に雪マークが出ている場合、ゴルファーはどのように対処すべきなのでしょうか。そしてゴルフ場はどのように対応するのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。
「ゴルファーのみなさんは寒い中でプレーするのはイヤなので、天気予報に雪マークが出るとキャンセルが増えます。これは雪に限らず、雨も一緒です」
「でも、雪が本当に降るかどうか、雪が積もってコースが回れない状態になるかは当日になってみないと分かりません。基本的には当日の朝に営業するかどうか判断します」

「うちのゴルフ場は、アウトコースは標高が低くてインコースは高いので、アウトは大丈夫でもインは雪が積もってダメということがあります。そういうときはアウトコースからスタートしてもらって、インコースは雪が解けたら後半回れますし、無理ならアウトコースを2周してもらいます」
ゴルフ場の敷地は広いですから、雪が降ってもすぐ解けるエリアもあれば、なかなか解けないエリアもあります。フェアウェイとラフは雪が多少積もってもプレー可能ですが、グリーンは表面が雪で覆われるとボールの転がりに影響が出ます。ボールに雪がまとわりついてスムーズに転がらないようだとプレー続行が不可能になります。
前日までにキャンセルが続出したらクローズすることもある
ただ、現実的には雪が降るかもしれないのにゴルフ場まで足を運び、雪が降っているのにラウンドするゴルファーは、今の時代それほど多くありません。天気予報に雪マークが出た時点でキャンセルが続出します。
「ですからゴルフ場の判断としましては、予約が5組以下になった場合は営業しても赤字ですから、残りのお客様に連絡を入れて『明日は雪が降るみたいなのでコースをクローズします』とお断りすることもあります」
このゴルフ場の場合、クローズするかどうかの判断基準は5組ですが、基準はゴルフ場によってさまざまです。予約が1ケタ(9組)になったらクローズするコースもあれば、たとえ1組でもプレーを希望されるお客様がいれば営業するコースもあります。
ゴルフ場の判断でコースをクローズした場合、キャンセル料は当然発生しませんが、ゴルファーの判断でキャンセルした場合、キャンセル料は発生するのでしょうか。
「うちのゴルフ場は雪予報に限らずその他の事情でも、事前に連絡をいただければキャンセル料は発生しません。ラウンド当日の朝でもキャンセルをお受けします」
「なぜかといいますと、キャンセル料を追いかける労力のほうが大変なんですよ。真面目なお客様はキャンセル料を払ってくださるのですが、ゴネる人は絶対に払いません。その構図がストレスになりますから、キャンセル料は今のところ手をつけていません」
「スタートの30分前になっても来ないので電話したら『今日はキャンセル』みたいなケースはキャンセル料の請求書を送りますが、連絡さえいただければOKです」
ただし、これは取材に応じてくれたゴルフ場の話であって、大手ゴルフ場運営会社はキャンセル料の請求・回収業務を自動化するシステムを導入し、キャンセル料回収と直前キャンセルの抑止に取り組んでいます。また、地域によってはキャンセル料を請求するのが当たり前のエリアもあります。業界全体の流れとしてはキャンセル料を取る方向に進んでいます。
そうはいいましても、雪が降る中でプレーするのはかなり過酷ですから、よほどのゴルフ好きでない限りおすすめしません。ラウンド予定日の天気予報に雪マークが出たら、ゴルフ場に早めに相談してみてください。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
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