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- 顔は洗わないのが普通!? ゴルフ場「女子ロッカー」の衝撃ルールをのぞき見
男性は入れない女子ロッカーでは、ラウンド後に意外な“取捨選択”が行われています。顔は洗わない、でも汗は流したい。そこには、男性が知らない帰り支度のリアルがありました。
帰り支度は、朝からもう始まっている
顔を洗うか、洗わないか。髪をどうするか。下着は替えるか、荷物はどこで整理するか。女子ロッカーで起きているのは、単なる入浴ではなく、そうした細かな判断の積み重ねです。

女子ロッカーの話というと、ついラウンド後だけを想像しがちですが、実は準備は朝から始まっています。着替える時点で、すでに帰りの段取りを考えているのです。ロッカーには、お風呂に持っていくもの、残しておくもの、脱いだ服を入れる袋まで先に用意しておく。細かいことですが、そうしているのはラウンド後に慌てたくないし、同伴者を待たせすぎたくないからです。
男性から見ると、ラウンド後のお風呂は「入るか入らないか」程度の選択に見えるかもしれません。けれど女性にとっては、湯船につかるか、歯を磨くか、どこまで着替えを済ませるか、宅配や精算をどう回すかまで含めた一連の流れです。女子ロッカーは“汗を流す場所”というより、“帰り支度全体の段取り”を組む場所だと言えます。
顔は洗わない、でも眉は直したい
ここが、男性には最も見えにくい部分かもしれません。
「え、顔は洗わないの?」
そう思われがちですが、洗わない選択もあります。
汗は流したい。体はさっぱりさせたい。けれど顔まで洗ってしまうと、その後に化粧水をつけてメイクを直して、と一気に工程が増えます。髪まで濡らせば、ドライヤーも必要になる。そう考えると、“ただ汗を流すだけ”では済まなくなるのです。
筆者自身も、男性とラウンドする日は首から上は洗わないことがほとんどです。夏は全身に塗った日焼け止めを落としたいので体はしっかり洗う一方で、顔は触らない。髪も濡らさず、軽くドライヤーで湿気を飛ばす程度です。どうしても顔を洗ったときは、肌の乾燥を防ぐために化粧水はつけたいし、眉だけは描き直したい。このあたりには、単なる時短では片づかない優先順位があります。
お風呂上がりの仕上げにも個人差があります。口紅だけ直してすぐ出る人もいれば、しっかりメイクを整える人もいる。髪を巻き直したりパックを始めたりする人を見かけると、「そこまでやるのか」と感じることもあります。コンペでは、周囲が支度を終えているなかで、ひとりは頭にタオルを巻き、顔にパックをしたまま歯を磨いている──そんな光景も珍しくありません。女子ロッカーでは、同じ“帰り支度”でも基準が大きく異なります。
女性同士でも、実は空気を読んでいる
気を使うのは男性相手だけではありません。初対面の女性同士でのラウンドでは、「この人はゆっくり派か、早い派か」と探り合うような緊張もあります。筆者は比較的早いほうですが、急いでいるわけではないため相手に合わせることはできます。ただし3人になると、そのバランスが難しくなる。湯船で会話が弾むと、内心少し焦ることもあります。
女子ロッカーは、単なる身支度の場所ではなく、“空気を読む場所”でもあります。湯船につかるか、どこまで話すか、どのタイミングで出るか。同じ女性同士でも、その感覚は意外と揃っていません。
お風呂で終わりじゃない。荷物整理でもう一勝負
しかも、女子ロッカーの“勝負”はお風呂で終わりません。その後に、荷物整理というもう一つの工程があります。
ウェア、シューズ、着替え、メイク道具、スキンケア用品、日焼け止め、替えの下着。女性の荷物はどうしても多くなります。ロッカーが狭い、更衣スペースが足りない、ロッカーが遠い──こうした不満が出るのも無理はありません。ロッカーの大きさやドレッサー周りのスペースは、豪華さよりも実用性の問題です。
よくあるのが、同じレーンに見知らぬ人が入り、妙に気を使う場面です。こちらは会話しながら着替えていても、相手は着替えづらそうで、会話は丸聞こえ。荷物置きのスペースもすぐ埋まり、「すみません」と言い合いながら支度することもあります。ドライヤーの台数が少なければ場所取りも起きる。夏場は乾かしきれず、タオルドライのまま帰ることもあります。
結果的に、荷物をバッグにまとめてフロントへ向かい、精算後に落ち着いて整理することもあります。女性の帰り支度は、ロッカー内だけで完結していないのです。
だからゴルフ場の本気は、鏡の前に出る
こうした背景があるからこそ、女性設備を重視するゴルフ場が増えているのでしょう。清潔で使いやすいパウダールーム、個室感のあるメイクスペース、風量のあるドライヤー、選べるシャンプーやトリートメント、充実したアメニティ。いずれも豪華さ以上に、“帰り支度”をスムーズにする実用性が評価されています。
実際に助かるのは、女性が長く滞在しやすい場所を分散してくれる設備です。個室ドレッサーがあったり、トイレ内にもドライヤー付きのメイクルームがあったりすると、鏡前の混雑がかなり違います。
ゴルフ場がパックやデオドラントスプレーまで置いてくれていた時は、そこまで考えられているんだ、と少し驚きました。
シャンプーバーが充実しているコースでは、「今日はどれを使おう」と選ぶ時間すら楽しい。お風呂を済ませるだけの場所ではなく、ラウンド後に気分を整え直す場所になっているのです。
男性にとってサウナや露天風呂がうれしいように、女性にとってロッカーや浴室の快適さは、そのゴルフ場の印象を大きく左右します。コースや食事では見えにくい“おもてなしの質”は、むしろこうした空間に表れるのかもしれません。次に女性とラウンドする機会があれば、「ロッカーやお風呂はどうだった?」と聞いてみるのも一つの配慮です。
文/井上茜
東京生まれ。外資系ゴルフメーカーでPRを務め、女性ゴルファー支援プロジェクトの立ち上げにも携わる。ファッションアパレルでのプレス経験も持ち、ウエアとギアの両面に通じた知識を活かした記事を得意とする。
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