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- 途中で帰るのはNG? ラウンド中の急な体調不良にはどう対処するか
丸1日、5~6時間ほどをかけて18ホールのラウンドを行うゴルフ。時には体調を崩してしまったり、やむを得ない急用が入ったりして、ラウンドの途中で帰る必要が出るかもしれません。どこまでがOKで、どこからがマナー違反なのでしょう?
体調を崩した場合はしっかり休むことも大切
ゴルフのラウンドは、通常18ホールを1日かけて回ります。コースの込み具合にもよりますが、5~6時間は屋外で過ごすことになります。
時には、ミスショットを連発し、長い距離を走ることもあるでしょう。真夏であれば、高温の中、日差しを浴びながらラウンドすることになりますので、かなり体力を消耗することになります。そのため、ラウンド途中に体調を崩す可能性も十分にあります。
気兼ねしない友人とのラウンドであれば、体調が悪いと伝えて、休むこともできます。しかし、上司や取引先など、気を遣う相手とのゴルフの場合は、なかなか言い出しづらいと感じるかもしれません。
ラウンドを途中でやめるという行為は、そもそもマナー違反なのでしょうか?
まず、時間の経過と共に体調が回復しそうな程度の不調であれば、すぐ同伴者に伝えてプレーを中断し、カートで待機するのが良いでしょう。
カートで待機していれば、体調が戻った際にプレーを再開することができます。空白のホールができて、スコアをつけることはできなくなりますが、まずは体調が第一です。当然、マナー違反にもなりませんので、無理せず休息を取るようにしましょう。
ただし、ラウンドを続行できないほど症状が重い場合は、ゴルフ場にすぐ連絡し、クラブハウスに引き返すべきです。ゴルフ場には医務室が併設されていることもありますので、しっかり処置してもらいましょう。ボールを打ち込まれたり、足をくじいた場合なども、同様に医務室で処置をしてもらえます。
もし、体調が回復せず、ゴルフ場から帰宅することになった場合は、受付にお願いして、途中で帰宅する旨を同伴者に伝えてもらいましょう。このように、ラウンド途中の体調不良では、症状に合わせて、適切な処置を取ることが大切です。
自分勝手な理由で帰るのはマナー違反
体調不良でなくても、やむを得ない急用が入った場合には、事情を同伴者に伝えた上で、帰宅するのであればマナー違反にはなりません。
しかし、当然のことながら、スイングの調子が悪くスコアが出ないからと、途中でラウンドを止めたとしたら、大きなマナー違反だと言えます。
ゴルフ場のコンサルティングを行う株式会社TPC代表取締役社長の飯島敏郎氏は以下のように話します。
「ゴルフの原点はそもそもマッチプレー(1ホールごとに勝敗を決める方式)です。トータルで考えてスコアが出ないからと途中でラウンドを止めてしまうのは、そもそもゴルフの楽しさが分かっていません。ラウンド経験が少なく、スコアがひどくてモチベーションが上がらない場合は、あえて“スコアをつけないゴルフ”を行うと良いでしょう」
基本的に、不可抗力によるやむを得ない事情でラウンドを中断することはマナー違反にはなりません。しかし、体調面などに問題がないにも関わらず、スコアが悪いからと自分勝手な理由でラウンドを中断したら、同伴者にも迷惑をかけますし、マナー違反に当たります。
好不調に関係なく、せっかくラウンドをするなら、18ホールをしっかり楽しむ方法を考えてみてはいかがでしょう。それがマナーを守ることにもつながりますし、今後のスコアアップにつながっていくでしょう。
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