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- 今どきゴルファーは「ニギリ」をしない!? ゴルフは健全なスポーツに変化している?
一昔前はゴルフも麻雀も「ニギリ」をすることがスタンダードでした。しかし最近は、若いゴルファーを中心に「ニギリ」をしないゴルファーが増えているそうです。
かつてゴルフのスコアで少額の金品を賭けるのは一般的だった
以前はアマチュアゴルファーの取材をしていると、ゴルフを本格的に始めたきっかけとして「先輩からニギリでむしり取られてばかりいるのが悔しくて本気で練習するようになった」と答える人がたくさんいました。
ニギリとはスコアやプレー内容に応じて少額の金品を賭けることです。しかし、ゴルフのスコアで金品を賭けることは賭博罪に該当する恐れがあります。

ただし、「一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない」とされていますから、“チョコレートを賭ける”という隠語で表現されていました。
昭和時代のゴルファーは、ゴルフを始めたばかりの初心者であろうが、本人が好む好まないにかかわらず、ニギリに参加させられるのが一般的でした。
初心者にはハンディーをくれるのですが、そんなハンディーはほとんど役に立たず、ラウンドが終われば“授業料”を支払う仕組みになっていました。
当時はラウンド後にゴルフ場のロビーでニギリの勝ち負けの計算を行ない、その場でチョコレート(という名の現金)の受け渡しをしているゴルファーが大勢いました。
また、昭和時代は週末にゴルフをするだけでなく麻雀もセットになっているのが王道の過ごし方でした。ゴルフも麻雀も4人1組で遊びますから相性がよかったのです。ゴルフ場に併設するホテルや宿泊施設には麻雀卓が必ずありました。
ゴルファーは土曜の早朝に出発してゴルフ場に着いたら1ラウンドプレーを行ない、その後はホテルで麻雀を打ちます。そして日曜の朝からもう1ラウンドプレーし、家路につきます。この過ごし方をGMG(ゴルフ→麻雀→ゴルフ)と呼んでいました。
もちろん麻雀もチョコレートを賭けていますから、ゴルフのニギリでむしり取られる人は麻雀で頑張るしかありませんでした。
ところが最近はゴルフ場でチョコレートのやりとりをしているゴルファーの姿を見かける機会が少なくなりました。
ゴルフ場以外の場所(帰りの車の中など)でやりとりをしているのか、それともニギリ自体をしていないのか分かりませんが、そういう文化がだんだん廃れている気配は感じます。
今後はニギリの文化もなくなっていくのが自然の流れか
このところ、たとえ少額であっても金品を賭ける違法賭博に対する世間の目が厳しくなっています。

2020年5月に当時の東京高等検察庁検事長が新聞記者たちと賭け麻雀をしていたことが発覚しました。金額的には1000点を100円に換算する“点ピン”と呼ばれるレートで、それほど高額な賭けではありませんでしたが、引責辞任を余儀なくされ、略式起訴を受けました。
2022年にはYoutubeにも出演している企業経営者たちが違法ポーカー賭博で謝罪や辞任に追い込まれる事態も発生しています。
ニギリはゴルフを楽しむためのスパイスと大目に見られてきましたが、麻雀やポーカーで金品を賭けるのがNGであれば、ゴルフで金品を賭けるのも当然NGです。
今の若い人たちはゴルフも麻雀も賭け事ではなく競技として認識しています。ゴルフは以前、賞金でメシが食えないプロゴルファーはニギリで生活費を稼いでいたなんていうエピソードを聞くこともありましたが、最近はそんな話をまったく聞かなくなりました。
麻雀も2018年にプロ麻雀リーグ「Mリーグ」が発足し、所属選手に賭博行為への関与を禁じていますから、チームへの参加を目指す選手は金銭を賭ける麻雀は一切行ないません。
ゴルフのスコアでジュースを賭けたり昼食を賭けたりする程度であれば違法ではありませんから、その程度のニギリはなくならないと思いますが、発覚したときに社会的地位を失うようなニギリは行なわれなくなっていくのでしょう。
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