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- 「最近プレー代、高くなってない!?」ゴルフ場の料金は今どうやって決まっているのか
コロナ禍でのゴルフブーム、春のトップシーズン、ウクライナ進行に伴う世界的な物価高など、ゴルフ場の料金は上がる要因しかなさそうですが、今、プレー代はどのように決められているのでしょうか。
PGMのゴルフ場入場者数は前年比111%
春の本格的なゴルフシーズンが始まります。まん延防止等重点措置も解除され、県外移動も“普通に”できるようになってきて、ゴルフの予定を立てている方も多いのではないでしょうか。
昨今、コロナ禍で比較的感染リスクが低いゴルフが人気になっていることはご存じだと思います。さまざまな媒体で、20~30代の若い層がゴルフを始めていることが話題になってきました。
ゴルフ場入場者数も増加しており、全国で146コースを運営するパシフィックゴルフマネージメント(PGM)の発表データによると2021年4月~2022年2月の来場者数累計で、前年比111%を超えています。
中でも、コロナ禍でリモートワークが増えるなど「働き方改革」が進み、平日でも時間ができる方が増えたようで、平日でもゴルフ場は混みあってきています。筆者も平日ゴルフが多いのですが、若い人たちや女性が増えていることを実感しています。
そうなると当然、「需要と供給」の市場原理から「プレー料金が上がる」方向に行きます。かつてバブル期の接待ゴルフ全盛時には土日祝日4万円、5万円というコースがざらにありました。休日の需要が特に高かった頃の話です。
現在でも、春はもともと需要が高まる時期ですので、ゴルフ場としても書き入れ時。コロナ禍でゴルフ人口が増えたことも追い風で、平日の料金設定も「強気」な部分もあります。
ウクライナ侵攻に伴う物価上昇の影響は?
では、ゴルフ場の料金はどのように決められているのでしょうか?
プレー料金は、各ゴルフ場が周辺ゴルフ場や季節、過去の経験、データなどを総合して設定しています。PGMでは、全コースの過去のデータを蓄積し、料金設定をしているとのことです。
PGM広報グループの担当者は「昨年より自社にてビジターの料金設定システムを構築し、ホテル業界の『イールドマネジメント』と同じように、需要と供給のバランスによる適正な料金設定を行うことができるようになりました。また予約の状況により料金を変動できるシステムです」と言います。
総務省統計局が発表した今年1月の全国消費者物価指数は0.2%上昇し、5カ月連続での上昇になっています。2月に始まったロシアのウクライナ侵攻によって、世界的に物価上昇の傾向があり、今後はもっと上昇すると見込まれます。こうした物価上昇との連動について聞くと「今のところあまり影響はありませんが、長期化した場合は影響があるかもしれません」とのことです。
春シーズン、こまめにチェックすれば「需要と供給」のバランス次第では、希望日の料金が安くなっていることもあるかもしれません。また、季節や曜日、時間帯などによって料金に違いがあるケースもあります。今後のプレープランをつくるにあたって知っておくのもいいでしょう。
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