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- 1週間遅れると経済的損失は!? 大雪でオープン延期相次ぐ北国のゴルフ場
春本番でトップシーズンのゴルフを楽しんでいる方は多いでしょうが、大雪だった北国ゴルフ場はようやく徐々にクローズが明け始めているところです。
ネット上にはオープン延期のお知らせがあふれる
関東地方では花冷えが終わって、春本番の温かさになってきました。今年は降雪が多く、ネット上でも北海道や東北、信越など「雪国」と呼ばれる地域では、冬期間クローズしていたゴルフ場のオープン延期のお知らせが多数掲載されています。
全国で146コースを運営するパシフィックゴルフマネージメント(PGM)には、雪が多かった北海道6コース、東北8コース、長野、新潟各1コースなどが含まれています。
同社広報グループの担当者によると「北海道や東北は、一昨年は雪が少なく、昨年は例年並みでしたが、今年は雪が多かったです。北海道のコースでは例年より1週間程度、オープンが遅れているコースもあります。ゴルフ場運営は天候の影響を大きく受けますので、雪が多いのはどうすることもできません」と話していました。
「ゴルフ場の冬季クローズ期間は気温が上がる3月上旬ごろから融雪剤などを撒いて融かしております。今年は雪が多かったので融雪剤の散布回数が昨年に比べ若干多くなりました。今後、積雪量が多かったことにより、春先の芝の生育期に悪影響がないことを祈っています」ということです。
同社HPによると、女子ツアーのニッポンハムレディスクラシックの開催コースとして知られている苫小牧市の桂ゴルフ倶楽部は4月7日にオープンしました。プロ野球日本ハムの新球場移転先として話題になっている北広島市にある、54ホールを持つ札幌北広島ゴルフ倶楽部は、4月6日に18ホールのみ先行オープンしています。コース内には雪もまだ残っているとのことです。
札幌から1時間程度北の美唄市にあるゴルフ5カントリー美唄コースは4月10日から完全セルフにて営業を再開するそうです。ちなみにこのコースは冬季も一定期間、「スノーゴルフ」営業を行っていました。
札幌近郊よりも北、旭川市周辺のゴルフ場は4月10日ごろまで待たなくてはなりません。記録的な大雪に見舞われた稚内にある最北のコース、稚内カントリークラブは4月18日にオープン予定とのこと。桜前線同様、ゴルフ場オープン前線も徐々に北上していきます。
北国のゴルフ場にとって降雪量は最大の関心事
雪の多いゴルフ場は例年、雪の量によって営業が左右されます。雨の多い地域、台風の多い地域なども同様ですが、雪が積もる期間は数カ月に及ぶため、営業日数がただでさえ少ない北国、雪国のゴルフ場にとって、降雪量は最大の関心事と言ってもいいかもしれません。
1年は52週しかありませんので、1週間営業できなければ、営業収入の52分の1が失われる結果になります。たとえば、18ホールのコースで週平均のプレー料金が1万円で1日200人(50組)入るとすれば、200万円×7日=1400万円が雪解けの遅れによって失われるということです。
ゴルフ人口がコロナ禍で増加している中で、雪国ではプレーヤーもコースも「春本番」を待ちわびているのは確かです。4月中旬ぐらいには全国でゴルフを楽しめるようになりそうです。
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