毎日練習場に通うなんて絶対ムリ! 現実的で効率のいい練習ペースはどれぐらい!?

毎日練習場に通えば、ほとんどの人は短時間で上達するはずです。しかし、多くのゴルファーは限られた時間と予算の中で努力していかなくてはならない。そこで、効率良く上達するための練習ペースはどれぐらいなのでしょうか?

週1回のレッスンと週1回の練習が理想的

 筆者は2018年2月からゴルフレッスンに通い始め、丸4年が経過しました。その間ずっと右肩上がりで上達してきたわけではありませんが、2019年と2021年にベストスコアを更新し、それなりに順調な成長曲線を描いてきました。

できるだけ多く練習場に行きたいが、なかなか時間を作れないゴルファーは多い 写真:unsplash

 1999年に25歳でゴルフを始め、15年以上自己流でやってきた筆者がレッスンに通うことにしたのは、ゴルフ雑誌の連載でアマチュアゴルファーを取材していたとき、次のようなセリフを何度も聞いたからです。

「僕が若いころはプレー代が高かったから、20代や30代でゴルフを始める人なんてほとんどいなかった。40代になってからようやくゴルフができるようになった」

「でも、レッスン代も高かったから初心者向けのレッスン書やゴルフ雑誌を読んで勉強したけど、ちっともうまくならなかった。最初からレッスンに通っていればもう少しうまくなったのかな」

 そのセリフを聞いた当時、筆者は43歳でした。40代でゼロから始めるつもりでレッスンに通えば流れが変わるかもしれないと考えました。

 そこで意識したのは、あるティーチングプロから以前聞いた次の言葉です。

「ゴルフがうまくなるためには週1回レッスンに通ってもらって、できればそれ以外に週1回、練習に行ってほしいんですよね」

「週1回のレッスンだけだと、前回教えたことをほとんど忘れています。前回の内容をおさらいしているうちにレッスンが終わってしまいます。レッスンを受けた翌日から次のレッスンを受けるまでの間に、レッスンで覚えたことを練習場で復習してもらえると、新しいことがどんどん身につくので理想的です」

 その言葉を聞いた当初は「週1回レッスンに通うだけでも大変なのに、それ以外に練習場に行くなんて無理でしょ」と思っていたのですが、上達するためにレッスンに通うと決めたので言われたとおりやってみることにしました。

 2018年2月から週1回レッスンに通い、週1回練習に行くため、生活のスケジュールを組み替えました。

 レッスンと練習のための時間と費用を捻出するため、お酒を飲みに行く回数を減らし、ヒマさえあれば足を運んでいたパチンコ店にもほとんど行かなくなりました。

 その成果もあって、スイングのコツやゴルフクラブの正しい使い方のようなものが何となく見えてきました。

練習場に行く回数が減ったらアプローチが絶不調になった

 ところが2021年に入ってから予想外の事態が起こりました。練習場が混み始め、打席に入るまでの待ち時間が頻繁に発生するようになったのです。

 筆者の自宅から最も近いゴルフ練習場は、1階12打席、2階12打席の計24打席なのですが、そこが満席になることが増えました。

 そうなると待ち時間が読めないので、車で約10分の距離にある130打席の屋外練習場に行きます。しかし130打席あればすぐに入れると思いきや、この練習場も広くて開放的なので人気があり、午前中の早い時間に行かなければ打席待ちの状態になります。

 2カ所の練習場をハシゴして30分ほど打席待ちしてから練習するのを何度か繰り返しているうちに、練習場に行くのがだんだん億劫になり、2021年はレッスンの回数に対して練習場の回数が激減しました。

 すると練習場通いを減らしたツケが2022年に回ってきました。アプローチが絶不調になり、ショットの調子は悪くないのにグリーン周りで苦戦してスコアが作れないラウンドが続いています。

 この現状を打破するため、2022年は練習場の選択肢を増やすべく新規開拓に乗り出しました。

 車で行く練習場だけでなく、電車で行く練習場もバリエーションに入れようとしています。練習場の立地条件によって混雑する時間帯が違うことも分かってきましたから、それも踏まえて使い分け、練習場通いを再び週1ペースに戻したいと考えています。

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上がうねり棒で下がフレループ
左がフレループで右がうねり棒。構えてみるとうねり棒のほうが短いことが分かる
フレループは正しいプレーンで振れると気持ちよく振り切れますが、プレーンから外れると違和感がある
うねり棒は肩をタテに回しながらテークバックして、切り返し後はクラブが自然に少し倒れてからインパクトを迎える感覚が分かる
フレループは手元が浮いたり、切り返し後にクラブが寝ると違和感がある
うねり棒は両端を持って振ることで、肩のタテ回転を意識しやすくなる
できるだけ多く練習場に行きたいが、なかなか時間を作れないゴルファーは多い 写真:unsplash

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