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- あいさつは大抵の人が“不合格” ベスト81・銀座のママ直伝ラウンド会話術
気持ちよくラウンドをするためには、プレーの技術だけでなくコミュニケーション能力も必要とされるゴルフ。コミュニケーションの達人である銀座のママ、かずこさんにコースでの会話術を教えてもらいました。
「相手に気を使わせないあいさつ」できていますか?
ゴルフは、年齢差、男女差を問わず同じルールで楽しめるスポーツ。しかも、一緒に過ごす時間が長いことも特徴です。
そこで大切なのは、スコアや技術の高さもさることながら、ラウンド中のコミュニケーション力。だって18ホール回る間に、立ち居振る舞いや言葉遣いなど、プレー以上のその人すべてを観察されてしまうのですから。
ゴルフの腕前を磨くスクールはありますが、ここはさまざまな人とハッピーなゴルフをするためのコミュニケーション術を磨くところ。夜の人間交差点「銀座」で生き抜いたわたくし、かずこが、伝授いたします。
まず第一歩は「あいさつ」です。
みなさん「あいさつくらいできてます!」なんて鼻で笑うかもしれませんが、私から見れば多くの人が“不合格”。
一口にあいさつと言っても、ただすればいいというわけではありません。
いつ、どんなときでも、笑顔で元気に滑舌よくすること。照れ屋だから……なんて言い訳は無用。これ、簡単なようで、意外とみなさんできていないものなのです。
なぜ、そうするべきかというと、自分の印象を良くするためではなく、相手に気を使わせないため。
だって、「おはようございます」「よろしくお願いします」という1日の始まりの第一声が、愛想のないぼそぼそと低い声だったら、相手は「機嫌悪いのかな?」「具合悪いのかな?」と気を遣ってしまうと思いませんか?
朝のあいさつだけでなく、プレー中もしかり。
同伴競技者やキャディーさん、レストランやマスター室などゴルフ場のスタッフに対して、つねに「ありがとう」「ごめんなさい」のお声がけを意識していただきたい。
この言葉があるだけで、相手の気遣いを軽くすることができるのです。
ミスショット時に本性が出る!?
相手に気を遣わせないという意味では、自分がミスショットをした時の態度にも気をつけたいもの。
あからさまに不機嫌になる、深くため息をつく、舌打ちをするなどの光景をよく見ますが、それを見た同伴者は不穏な空気に「なんて声をかければいいのか……」と、困ってしまいます。
不用意な振る舞いは相手に気を遣わせてしまうことを想像できれば、決してそんな態度はできないはず。
そういう人はやがて「あの人は気を使うから」と、お声がかからなくなってくるものよ。
ミスした時、例えば「やっちゃった!」なんて笑顔でおどけて、その場の空気を修正できるような練習を、少しずつ重ねてみてはいかがかしら。
うまさをひけらかして周りに気を遣わせるゴルフより、うまくなるほど気を遣わせないゴルフを目指してほしい。そうすれば、仕事を離れてもゴルフ仲間はあなたのもとから離れないでしょう。
あいさつ同様、ゴルフの場面でその習慣がついてきたら、日常生活や仕事、夫婦関係や友人関係においても、周りの景色が変わってくるはず。
まず今日から、第一歩を踏み出してはいかがでしょう。
Kazuquo
東京・銀座で10年。ゴルフ歴も10年目に突入! 老若男女、プロアマ問わずゴルファーも多く通う会員制バー「銀座Room」のママとして、カウンター越しに日本社会で頑張る皆様のお側に寄り添っております。企業の社内コミュニケーション研修などもしております。ベストスコアは81。著書『僕と母さんの餃子狂詩曲』(集英社クリエイティブ)発売中。
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