「男子は分かってる?」ゴルフ女子がラウンドしたくなるコースの基準とは?

ファッション誌でも特集が組まれるほど、ゴルフは女性にも人気のスポーツになりつつあります。女性ゴルファーは、どのようなポイントをチェックしてゴルフ場を選んでいるのでしょうか?

SNS映えは欠かせない要素?

 かわいいウエアを着て楽しめるゴルフは、ここ数年女性にも人気が出てきています。しかし、重たい荷物を持ってゴルフ場まで行き、体を動かすことになるので、おしゃれ要素はもちろん、少しでも快適にゴルフ場で過ごしたいというのが、女性の本音かもしれません。

静ヒルズカントリークラブのキャンプサイト「レイクサイドエリア」 写真提供:静ヒルズCC

 コースに出てプレーをする際、ゴルフ場を選ぶ基準も女性ならではのものがあり、そのニーズに応えるようなゴルフ場も増えてきました。実際にゴルフ女子は、どのような基準でゴルフ場を選んでいるのでしょうか?

 インスタグラムのフォロワー数が5万人を超える、ある女性ゴルファーは、以下のように話します。
 
「まず、施設がホテルのようにきれいだったり、お城のような建物だったりと写真映えするゴルフ場は人気です。入り口や階段で撮影する写真は、特別感が出るのでSNSに投稿するには最適ですし、加えて、コース内バンカーの砂が真っ白で海外コースのようだったり、広々とした海を見渡すことができるゴルフ場は、非日常を味わうことができて喜ばれやすいと思います」

 また、ゴルフは旅行との相性も抜群であると言います。

「ゴルフと旅行を絡めた際には、観光地の近くや宿泊施設が併設されているゴルフ場が選択肢として上がります。観光する場所を決めてから近隣のゴルフ場を探す場合もありますし、女性のみで行く場合は、高速道路の出口から近かったり、山道が続かないなど、アクセスの良さもチェック要素に入ります」

 また、写真を撮影してSNS投稿すると安くなるプランや、レディースイベントを提供しているゴルフ場も増えているそうです。

「インスタ映えする写真も投稿できて、なおかつ通常よりも安くコースを回ることができるので、SNSプランでゴルフ場を検索するゴルフ女子も多くいます。ゴルフはいろいろとお金がかかるスポーツなので、定期的にゴルフ場に行くゴルフ女子は、少しでも安くコースを回ることができるように、女性向けプランのチェックは欠かせません」

 このように、男性ゴルファーのゴルフ場選びとは、一味違った視点からゴルフ場選びをしている女性ゴルファーも少なくないようです。

こんな設備があるとゴルフ女子はうれしい

 他にも、コースだけでなくクラブハウス内にどんな設備やサービスがあるのかをチェックしていると、前述の女性ゴルファーは話します。

「プレー以外も楽しみたいゴルフ女子は、設備やサービスの充実度を比較してゴルフ場を選びます。身だしなみに気を使いたいゴルフ女子にとって、パウダールームにどのような設備があるのかは、ゴルフ場選びの中でも重要度が高いチェックポイントです」

「休憩時間にメークや髪型の直しができるよう、ヘアアイロンが置いてあると喜ばれますし、加えて綿棒やコットン、くし、クレンジング、マウスウォッシュなどのアメニティーが充実していると荷物を減らすことができて満足度も上がります。また、プレーの休憩時間や終わりの時間がかぶることもあるので、パウダールームが広いと、ゆっくりメーク直しができるので安心感もあります」

 さらに、レストランのメニューや浴場が温泉かどうかなど、プレー以外でも疲れを癒やすことができるかどうかが、楽しみの一つになると話します。

「サウナや露天風呂が併設されているゴルフ場もあり、ゴルフ終わりの楽しみにしている女性も多いです。最近では、個室のパウダールームが備わっているゴルフ場もあり、周りに気兼ねなくメーク直しができると人気になっています」

 加えて、食事面を重要視するゴルフ女子は多いと言います。

「1日プレーするので、レストランや売店での食事メニューも公式HPやSNSで確認します。男性が訪れることが多いゴルフ場だと、食事が丼ものや揚げ物メニューが多く、女性にとっては重たく感じられてしまいます」

「ヘルシーな料理や、レディースメニューを提供しているレストランだと、選択肢も広がって喜ばれるでしょう。また、ケーキやソフトクリームなどのカフェメニューを提供しているレストランや売店があるゴルフ場は、ゴルフ女子に大人気。高級ホテルのようなレストランやテラス席があると、ゴルフ以外での楽しみも増えてうれしいはずです」

 旅行で訪れる場合は、ゴルフ以外の施設もチェックポイントになるそうです。

「BBQ場が併設されていたり、卓球やカラオケ、ダーツができる施設や、宿泊施設にヴィラやグランピングがあるゴルフ場は、女子会にもぴったりです。パートナーと行く場合は、ゴルフよりも宿泊施設での時間をゆっくり過ごすことができるかどうかを重要視している可能性もあるので、ゴルフ場から宿泊施設全体の雰囲気も、予約の際に確認します」

 このように、女性ゴルファーは、メークや髪型の直しなど男性以上に気を使う人が多いので、設備やサービスの充実度も入念にチェックしているそうです。

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「レイクサイドエリア」のテントは、定員6名の「スピアヘッド」か、定員4名の「ランドロック」の2タイプを用意 写真提供:静ヒルズCC
「レイクサイドエリア」のBBQディナーのイメージ 写真提供:静ヒルズCC
夕日に染まる静ヒルズCC 写真提供:静ヒルズCC
静ヒルズカントリークラブのキャンプサイト「レイクサイドエリア」 写真提供:静ヒルズCC
キャメルゴルフ&ホテルリゾート内に2021年にオープンした、ドームテントグランピングの一例 写真提供:キャメルG&ホテルリゾート
いろいろなタイプのグランピング施設がそろう、キャメルゴルフ&ホテルリゾート 写真提供:キャメルG&ホテルリゾート
エアストリームに泊まれるプランもある 写真提供:キャメルG&ホテルリゾート
広くゆったりとした大浴場。お湯はラドン温泉でサウナもあり 写真提供:キャメルG&ホテルリゾート
キャメルゴルフ&ホテルリゾートの露天風呂 写真提供:キャメルG&ホテルリゾート
夕食の一例(イメージ)。ラクレット(写真)やプレミアムBBQなどが楽しめる 写真提供:キャメルG&ホテルリゾート
ナイトイルミネーションの遊歩道「Blue Woods(ブルーウッズ)」 写真提供:キャメルG&ホテルリゾート
コース監修には尾崎将司が関わった 写真提供:キャメルG&ホテルリゾート
宿泊棟のデッキ。ローズゴルフクラブの18番ホールに面しており、コースや信楽の山々を見渡すことができる 写真提供:ザ・ローズヴィレッジ
ザ・ローズヴィレッジのプール棟。左手には暖炉ルームがある 写真提供:ザ・ローズヴィレッジ
ザ・ローズヴィレッジ宿泊棟の室内 写真提供:ザ・ローズヴィレッジ
ザ・ローズヴィレッジの電気式パブリックロウリュサウナ 写真提供:ザ・ローズヴィレッジ
ザ・ローズヴィレッジの薪式プライベートサウナ 写真提供:ザ・ローズヴィレッジ
夕食の一例「生姜香る中華風スチームドフィッシュ」 写真提供:ザ・ローズヴィレッジ
ローズゴルフクラブ。なだらかな丘陵に展開し、比較的フラットでフェアウェイは広々 写真提供:ローズGC

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