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- もしも熱中症で倒れたら! ゴルフ場で救急車を拒否しないで欲しいワケ
暖かい日が増え、ゴルフには最高の季節になってきました。暖かくなると増えるのが「熱中症」。気をつけているつもりでも、やはりプレー中に倒れてしまうゴルファーは多い。しかし、「大丈夫だから」といって救急車の要請を断るゴルファーも多いといいます。
急激な容態悪化にゴルフ場は対応できないから
ゴルフを長く続けていると、ゴルフ場に救急車が来るのを見かけることがあります。ゴルフ場は非日常的な空間で、救急車も非日常的な存在ですが、その2つが組み合わさると急に現実に引き戻されるような気がしてドキッとします。

ゴルフはケガや事故が多いスポーツではありませんが、危険がまったくないわけではありません。ゴルフ場が救急車を呼ぶのはどんな理由が多いのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。
「一番多いのは夏場の熱中症です。プレー中に具合が悪くなり、同伴者の方から緊急連絡が入ります。そうするとマスター室がすぐにカートで迎えに行き、クラブハウスまで運びます。その際、『救急車をお呼びしましょうか?』と本人の意向を確認して、『お願いします』と言われたら救急車を呼びます」
「でも、中には救急車を呼ぶのを嫌がる方もいて、『救急車はいいから』『クラブハウスで少し休んで様子を見るから』とおっしゃるケースもあります。ただ、ゴルフ場としましてはクラブハウスで休んでいる間に何かあったら怖いですから、『大事を取って病院で見てもらいましょう』と救急車を呼ぶ方向に促します」
クラブハウスで体調が急変してもゴルフ場は何の対応もできませんから、できるだけ医療の知識がある専門家に委ねたいそうです。
「救急車で病院に行く際は、同伴者の方に同乗をお願いすることが多いですが、ゴルフ場のスタッフがついていく場合もあります」
救急車で搬送された方の荷物やプレー代の支払いはどうするのでしょうか。
「キャディバッグやロッカーの荷物は救急車に同乗されない同伴者の方が持って帰ります。熱中症でプレーを中断された場合はプレー代をいただきません」
確かに熱中症で具合が悪くなっているときにプレー代の支払いを求めるわけにはいかないでしょう。良識のあるゴルファーであれば、無事に回復したあかつきには『その節はご迷惑をおかけしました。おかげさまで、また元気にゴルフができるようになりました』とあいさつに来るでしょうから、その日が訪れるのを待つのがゴルフ場のスタンスになります。
一刻一秒を争うときはドクターヘリが来ることもある
熱中症以外に救急車を呼ぶことはあるのでしょうか?
「打球事故などで救急車を呼ぶこともありますが、そんなに多くありません。ほかには何年かに1回、プレー中に心筋梗塞で倒れる方がいらっしゃいます。そのときが最も深刻な緊急事態です」
「心筋梗塞の場合は救急車では間に合わないケースがありますから、ドクターヘリがゴルフ場に来ることもあります。ゴルフ場のフェアウェイの広さがあれば、ヘリコプターは着陸できます」
このゴルフ場の場合、救急車を呼んでから到着するまで片道10~15分かかるところ、ドクターヘリは片道6分で最寄りの大学病院から行き来できるそうです。

ただ、心筋梗塞による心停止が発症した場合、1分経過するごとに生存率が7~10%減少すると言われています。ドクターヘリが到着する前にゴルフ場スタッフがAED(自動体外式除細動器)で適切な処置を行う必要があります。
「ゴルフ場は多くの方が集まる場所ですから、AEDを設置しています。AED購入時にスタッフ全員で使い方の講習を受けています」
AEDで電気ショックを与えて心臓の痙攣を取り除き、心拍を再開させることができれば生存率が格段に高まります。
「スタッフがAEDを使用してお客様を救助した実績もあります。お客様は大事には至らず、そのスタッフは県か市から感謝状をもらいました」
ゴルフは健康的なスポーツだと思っているゴルファーは多いですが、実は突然死が多いスポーツでもあります。具合が悪いときは決して無理をせず、体調と相談しながらプレーを楽しみたいものです。
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