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- 「半袖ポロの下にアンダーウエアはNGって…」夏のゴルフ場に存在する謎のドレスコード
近年は学校に存在する謎の校則が話題になったりしています。しかし、ゴルフ場にも若いゴルファーにはちょっと理解できないような「謎のドレスコード」を続けているところが結構あります。
下着を出してプレーすることを禁止しているゴルフ場
5月中旬以降は気候が比較的安定してきましたので、半袖でプレーできる日が増えてきました。6月に入れば衣替えですから、9~10月ごろまで半袖で生活できます。
ただ、昨今は日焼け対策のため半袖のポロシャツの下に長袖のアンダーウエアを着用してプレーするゴルファーも増えています。女子ツアーのリゾートトラストレディスでも、半数以上の選手がそのようなコーディネイトでプレーしていました。

長袖のアンダーウエアを着用してプレーする選手が増えたのはこの10年くらいでしょうか。最初は暑いのではないのかと思っていましたが、直射日光から肌を守ることができる上に冷感素材が使用されているため、半袖1枚よりもむしろ涼しく快適にプレーできます。
アマチュアゴルファーも女性を中心にこのような着こなしをマネする人が増えており、男性ゴルファーも取り入れています。
ところが、アンダーウエアの着用をドレスコードで禁止しているゴルフ場がけっこうあります。その理由は「下着を出してプレーするのはみっともないから」「周囲のゴルファーに不快感を与えるから」です。
アンダーウエアを日本語に置き換えると確かに下着ということになるのでしょうが、アンダーウエアが半袖シャツから出ていることが「みっともない」という意見を若い世代から聞いたことは一度もありません。
それなのに禁止しているのは、古いメンバーシップコースで役員や理事を務めているオジサンたちの価値観が凝り固まっているからです。新しい時代になり、新しいアイテムが開発されても、自分たちが理解できないことにはとにかく難クセをつけるのです。
そのようなゴルフ場で、あるゴルファーがアンダーウエアを着用してプレーしようとしたところ、コーススタッフから「(ローカールームでアンダーウエアを)脱いできてください」と言われたそうです。
メンバーに誘われてのラウンドだったため指示に従ったそうですが、「あのゴルフ場には二度と行きたくない」と憤っていました。
サングラスの色まで! まだあるゴルフ場の謎ルール
アンダーウエアの着用がNGのゴルフ場の多くは、短パン着用時にハイソックスを履くことも義務づけています。日本の夏は以前と比べて明らかに暑くなっており、涼しくプレーしたいから短パンを着用しているのに、暑苦しいハイソックスを履かなければならないのは謎ルールです。
また、紫外線から目を保護するためにサングラスを着用してプレーするゴルファーも増えていますが、これも「周囲のゴルファーに不快感を与える」という理由で着用を禁止しているゴルフ場もあります。
ドレスコードに明文化されているわけではありませんが、メンバーからやんわりと注意されるそうです。
黒いレンズのサングラスはNGで、透明なレンズのサングラスであればOKというケースが多いので、透明なレンズのサングラスをわざわざ買い直したゴルファーの話も聞いたことがあります。
ドレスコードを決めるのはゴルフ場であって、客が決めることではありませんから、ビジターが文句を言う筋合いはありません。
しかしながら、そんな堅苦しいゴルフ場に行きたいゴルファーも、メンバーになりたいゴルファーも今後は減ってくるでしょうから、もう少し柔軟な発想で世の中の流れを見極めたほうがいいと感じます。
最近はドレスコードに寛容なゴルフ場も増えてきましたから、Tシャツや短パン、ジーンズなどのカジュアルなウェアでゴルフをしたい人は、そういうゴルフ場を選べば気軽なスタイルでプレーできます。
ただ、今でも多くのゴルフ場が横並びのドレスコードを設定していますから、「もっと多様化すればいいのに」と思います。
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