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- 初中級者は気にする「ベストスコア」 「平均スコア」は気にしなくていいの?
ゴルフを始めたばかりの初心者ゴルファーは、まず「ベストスコア」を1打でも更新することを目標に、練習やラウンドを重ねていくでしょう。しかし、上級者ゴルファーはベストスコアよりも「平均スコア」に重きを置くと言いますが、なぜなのでしょうか?
上級者はアベレージで実力を図る
ゴルフ場の各ホールには、規定の打数にあたる「パー」が設定されていて、500ヤード前後以上の「パー5」、おおむね300~400ヤード程度の「パー4」、主に200ヤード未満の「パー3」にそれぞれ設定されています。
例えば、すべてのホールをパーでプレーすれば、大抵のコースではスコアが「72」になり、すべてボギーで「90」、すべてダブルボギーで「108」になります。ビギナーの場合、スコア「120」を超える人が大半でしょう。
そのため、ビギナーが最初に目標として設定するのが「100を切る」ことかもしれません。一般的に「100切り」を達成することができれば、周囲から「平均以上にゴルフができる人」として認めてもらえる一つの基準となります。
そんな、ゴルファーの実力を図る上での基準となるスコアですが、初めてラウンドする同伴者に「ベストスコアはいくつですか」と尋ねる場合があります。しかし、上級者はベストスコアよりも「平均スコア」を気にすると言います。では、なぜ上級者は平均スコアを気にするのでしょうか?
レッスンプロの村井良行氏は、以下のように話します。
「初中級者は、ひたすらうまくなりたいので、ベストスコアを追い求めます。上級者がベストスコアを出したくないかと言われれば、そうでもありませんが、上級者はアベレージで実力を図ります」
「例えば、たまたま調子が良く、実力以上のスコアを出せて、それがベストスコアになったとしても、次に同じようなスコアを出せる確率は限りなく低いでしょう。平均スコアは、どのような状況であっても、安定して出せるスコアになるので、それが、ゴルファー本来の実力と言えることから、上級者は平均スコアを指標とします」
ゴルフは、雨や風、雪など季節や天候の影響を受けますし、ゴルフ場ごとに難易度も変わってきます。なので、どのような環境化でも、一定の実力が出せるゴルファーの平均スコアと、さまざまな条件が重なって、たまたま出たベストスコアでは、前者の方がゴルフの実力を図るうえでは、参考になるでしょう。
初中級者は「ベストスコア」を追い求めてOK
では、初中級者も「ベストスコア」ではなく「平均スコア」を気にする方が、上達しやすいのでしょうか。村井氏は、以下のように話します。
「初中級者の人は、まずはベストスコアを上げていくことが、平均スコアのアップにつながっていくので、ベストスコアを追い求めるのが良いと思います。まずは、『100を切る』ことを目標にした方が、モチベーションも上がると思いますし、100を切れたあたりから、平均スコアを気にし始めるぐらいでも良いでしょう」
このように、ゴルフを始めたばかりの初中級者は、まずは「100を切る」ことをモチベーションとしていることが大半なので、それまではベストスコアを追い求めるのが良さそうです。
しかし、上級者と呼ばれるようになるためには、いかに大叩きしないか、安定したスコアを出せるかが重要になってくるので、100を切ることができた人は「平均スコア」を気にしてみるのも良いかもしれません。
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