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- 部長の名前は自分より先!? スコアカードに名を書く順番、決まりはあるの?
最近はスコア管理アプリや乗用カートのナビゲーションシステムにスコアを入力することが増えましたが、紙のスコアカードに記入する必要があるコースは一定数存在します。スコアカードに名前を書き込む場合の決まりは存在するのでしょうか?
上席者から書いたほうが無難だが基本的な決まりはない
最近では、スコア管理アプリの充実や、カートにナビゲーションシステムが導入されているコースが増えてきたことにより、スコアカードに手書きで記入する機会は少なくなっています。
しかし、老舗のコースなどでは、スコアカードを手書きで記入するようなころもあります。スコアカードには同伴者の名前も記入してスコアを記録していくことが一般的ですが、名前を書く順番には悩むかもしれません。
食事の場での上座や下座のマナーのように、スコアカードにも名前を書く順番のマナーが存在する場合、接待ゴルフや上司とのゴルフで失礼を働いてしまうことになります。
では、スコアカードに記入する名前の順番には決まりはあるのでしょうか?
ゴルフ場のコンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、以下のように話します。
「特にそのような決まりは存在しませんが、まず、自分のスコアを間違えてはいけないので左側や一番上(一番最初)に記入します。他の同伴者の順番については基本的に決まりはないので、好きな順番で埋めて構いません」
中には自分が一番下の立場の場合、へりくだる意味で自分の名前を最後に書く人もいるかもしれませんが、そんな必要はありません。とはいえ、目上の人の名前を最後に書くのも気が引けます。
「そうですね。コンペなどの場合は最後に読み合わせをする可能性があるので、他人に見られても失礼がないような書き方をしておく必要があります」
例えば、会社の同僚や上下関係のある人とのラウンドの場合、自分の名前の後からは、上席者から記入しておくのが無難ですし、立場的に同列の場合は、ローハンディ(スコアが良い人)の人から記入していくという人もいます。
大きなコンペなどで役立つスコア以外の情報
また、スコアカードに他のさまざまな情報を記入しておくと、ラウンドをより円滑に進めることができると、飯島氏は話します。
「例えば、大きなコンペなどで初対面の人とラウンドする際、顔と名前がすぐに一致しないことが多いです。そのため、スコアカードに名前と合わせて、ウエアの色やメーカーなど、その人だと分かる特徴を一緒に記入しておくと良いです」
「ゴルフは1人でプレーするスポーツではないので、『〇〇さんナイスショット』『〇〇さんクラブ忘れてますよ』など、フランクなやりとりが自然とできるようになります。友達同士でラウンドする場合は、ニックネームなどを活用しても良いかもしれませんが、初対面同士や競技志向でゴルフをしたい人は、このような精神も大切になってきます」
スコアカードに同伴者の特徴を合わせて記入しておくと、顔と名前が一致しやすく、ラウンドを円滑に進めやすくなることはもちろん、人間関係の構築にもつながるでしょう。
一方で、最近では、乗用カートにスコア入力機能が付いており、ラウンド終了時にプリントアウトされたものを渡してくれるゴルフ場も増えています。また、若年ゴルファーを中心に、スコア管理アプリを利用している人も多く、スコア、ゴルフ場名、スイング時の写真をツイッターやインスタグラムに投稿している人も少なくありません。
しかし、名門コースでは、ラウンド中にスマートフォンを操作することがマナー違反になるところもあり、スコアカードに記入することがマストなコースも一定数存在するので、スコアカードに記入する際のマナーも知っておいて損はないでしょう。
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