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- 初心者がよく言われる「まずはショートコースを経験したほうが良い」→その根拠は?
コースデビュー前に「ショートコースは経験しといたほうが良いよ」とベテランゴルファーからアドバイスを受けたことがある人は少なくないでしょう。では、なぜショートコースを経験しておくべきなのでしょうか?
「ゴルフで一番大切なショートゲームを極められる」
「コースデビュー前に、何度かショートコースで慣らしたほうが良いよ」と、熟練ゴルファーからアドバイスを受けたことがある初心者ゴルファーは多いかもしれません。
そもそもショートコースとは、距離の短いゴルフコースのことを指します。主にパー3のみで構成され、また、いわゆる本コースは18ホールで構成されていますが、ショートコースでは9ホールのところも珍しくありません。ホールごとの距離も本コースのパー3より短く、100ヤード前後しかない場合も多いです。
本コースに比べれば、スケールが小さいショートコースですが、なぜ初心者ゴルファーにおすすめと言えるのでしょうか?
レッスンプロの村井良行氏は、以下のように話します。
「一般的な18ホールのコースで、ティーショットのドライバーを失敗すると、かなりの距離が残ってしまうので、飛ばない、当たらないことが大半な初心者ゴルファーは、ゴルフの楽しさを味わいづらいです。一方、ショートコースの場合はグリーンまでの距離が短いので、比較的容易にカップインを目指すことができます」
「また、本コースの場合は18ホールをほぼ1日かけて回ることになるので、想像以上に体力を消費します。そのため、ショートコースでゴルフ場の雰囲気にある程度慣れておくと、コースデビュー時に多少は落ち着いてプレーできるでしょう」
「特に、女性ゴルファーの場合は、始めからバシバシ打てる人は少ないと思うので、導入編として、いろいろなショートコースを回ってみるのも楽しいかもしれません」
コースデビューを控えている初心者ゴルファーであれば、ある程度真っすぐにボールを飛ばす必要があります。また、ゴルフ場の芝生からのショットと、練習場の人工芝マットからのショットでは感覚が大きく異なるので、芝生から打てる場合もあるショートコースで経験できるのは、コースデビュー時に大きなアドバンテージとなるでしょう。
さらに、村井氏は「芝からアプローチ練習できる環境が日本は少ないですが、ショートコースではゴルフで一番大切なショートゲームを究めることができます。スコアの半分以上を占めるショートゲームを制することができれば、スコアを大幅に縮められます」と話します。
アマチュアゴルファーの大半は、グリーン回りのミスがスコアを落とす理由となっています。
一般的なショートコースでは、ドライバーやフェアウェイウッドが打てないぶん、短い距離のアイアンショットを打つ機会が多くなります。スコアをまとめる上で肝となる100ヤード以内を重点的に練習できるのがショートコースのメリットと言えます。
より実戦的な技術が学べる
ほかにも、練習場で漠然と打つのとは違い、周囲の景観に惑わされず、グリーンやピンをターゲットに定めて打つ経験を積むことができます。練習場では分かりづらいキャリーとランの把握や、高低差や風を計算に入れたクラブ選択など、より実戦的な技術を学ぶことができるでしょう。
では、上級者ゴルファーでもショートコースを利用するものなのでしょうか。村井氏は、以下のように話します。
「上級者の場合は、ドライバーやフェアウェイウッドが打てませんし、ショートコースでは物足りないと感じる人が多いので、あまり行かないかもしれません。ショートゲームの練習にはなりますが、アプローチ練習を重視した視点で選んだ本コースに行く人が大半な気がします」
このように、上級者ゴルファーは物足りなさを感じるかもしれませんが、初心者ゴルファーにとっては「本コース前にゴルフ場の雰囲気を知る」「スコアを左右するショートゲームを重点的に練習できる」など、基礎を身につけるためにも、行って損はないと言えるでしょう。
また、クラブに関しても、最小限の本数(ミドルアイアン以下)を用意すれば問題なく回れるほか、服装に関してもカジュアルな格好が許されているゴルフ場が多いので、気軽にプレーできる点も、ショートコースの魅力と言えそうです。
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