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- ゴルフ場にふるさと納税の“自販機”!? ワンストップで寄付して返礼品のプレー券をその場でゲット
ふるさと納税の返礼品として人気となっているゴルフのプレー券。手続きが面倒と思っている人でも手軽に寄付ができる自動販売機が、茨城県のゴルフ場に設置されました。
3万円寄付した場合、9000円分の利用券に
ふるさと納税のサイトで返礼品としてゴルフプレー券を検索すると、600件以上ヒットします。ゴルフブームもあってか、ふるさと納税でもプレー券が人気であることがうかがえます。
ただ、ふるさと納税の寄付を行ったことがないゴルファーは、プレー券が返礼品になっている事実さえ知らないのではないでしょうか。また、手続きが面倒と考えて躊躇しているゴルファーもいると思います。そんな人でも手軽にふるさと納税ができる自販機がゴルフ場に設置されたというニュース。
茨城県の常総市が市内のゴルフ場(フレンドシップカントリークラブ)に、その場でふるさと納税ができて返礼品として同クラブの利用券を受けとれる「IoTふるさと納税自動販売機」を県内で初めて7月1日に設置したことが話題となっています。
ふるさと納税の本来の目的は地域を応援することですから、訪問先のゴルフ場に設置されていれば、その地域を応援したい気持ちをその場でふるさと納税という形で表すことができます。ゴルファーにとっても、メンバーになっていたりひいきにしているゴルフ場のある自治体を応援しながら、プレー券、利用券が受け取れるなら一石二鳥というわけです。しかも自動販売機となれば、気軽に寄付ができます。
仕組みは簡単な4ステップで、1.自動販売機のタッチパネルからふるさと納税として常総市に寄付する金額を1万円、3万円、5万円、10万円、30万円、50万円の中から選択、2.氏名、住所等の入力(運転免許証をかざすだけ)、3.支払い(クレジットカードのみ)、4.返礼品の受け取り(レシート)。このレシートをゴルフ場の受付に提示すると寄付額の30%の返礼品として、ゴルフ場利用券を受け取ることができます。例えば3万円寄付した場合、9000円分の利用券となります。
その利用券は当日から同クラブ内でのプレー代金や買い物、食事に利用できます。税金控除に必要な書類は後日、常総市から郵送される仕組み。
常総市の神達岳志市長はこうPRします。
「ふるさと納税自動販売機を利用することで、訪問先での体験などを通じて生まれる『このまちを応援したい』という思いをその場でふるさと納税というかたちで実現することが可能となります。ぜひともフレンドシップCCにお越しいただいた際は、ゴルフ場以外にも魅力ある観光スポットが多数ありますので、お立ち寄りいただき、常総市の良さを感じていただければ幸いです。皆様のお越しをお待ちしております」
常総市では今後、他のゴルフ場への設置も検討するとしています。
今後“ゴルフ場銀座”千葉県にも設置予定
この「IoTふるさと納税自動販売機」を開発したのが、神奈川県藤沢市のIT企業、グローブアップ(株)。同社の代表取締役・鍵和田芳光氏によると、同社は2017年に創業し、ネット上でふるさと納税できるシステムを開発し、そのタッチポイントとして「ふるさと納税自動販売機」を販売しているとのこと。
ゴルフ場ではすでに神奈川、静岡で導入事例があり、神奈川県の湯河原カンツリー倶楽部に20年12月、第1号機が導入され、同県ではチェックメイトカントリークラブなど、静岡県では富士平原ゴルフクラブ、太平洋クラブ御殿場ウエスト、日動御殿場コースなど、全国で現在10カ所以上のゴルフ場に導入設置されています。ゴルフ場が多い自治体からの問い合わせも多く、今後、千葉県などにも設置される予定とのことです。
ゴルファーにとって、手軽に「ふるさと納税」できる機会が増えることは、地域活性化への貢献にもつながるうえメリットもあり、広がりを見せることを期待したい。
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