「絶対この辺にあるはずなのに…」夏ラフでのボール探しで知っておきたいコツとは?

ちょっとラフに入っただけなのに、元気な芝生の影響でロストボールになってしまった経験は、ゴルファーなら誰にでもあるはずです。そんな、ボールを見つけにくい夏ラフでの効率的な捜索方法を聞きました。

同伴競技者4人で打球の落下地点と侵入地点を確認しておく

 先日プレーしたゴルフ場が、セルフプレー営業なのにラフの芝をかなり長く伸ばしていてビックリしました。

 セルフプレー営業のゴルフ場はラフの芝が長いとボール探しに時間がかかるため、ラフに入ってもボールの頭が見える程度の刈り高にするのが主流になっています。

くるぶし程度の高さでも見つけるのが困難になる夏ラフ。捜索はスロープレーの原因になってしまう

 なぜラフを長く伸ばしているのかコース関係者に聞いたところ、都道府県のシニア選手権競技の試合会場だったため、主催者が決めた刈り高にセッティングしなければならなかったからということでした。

 春のエアレーション(グリーンの芝生の成長を促進させるための更新作業)が終わってコースコンディションが整ってくると、全国各地でさまざまなゴルフの試合が行なわれます。

 ゴルフの試合はプロゴルフトーナメントだけではありません。アマチュアの試合もたくさんあります。試合が開催されるのであればフェアウェイとラフとグリーンのコンディションを試合用にセッティングしなければなりません。

 ただし、試合ではフォアキャディ(見通しの悪いホールなどで球がどこに飛んだか確認してくれるスタッフ)がいるでしょうが、一般営業ではプレーヤーが自分でボールを探さなければならないので大変です。

 かつてキャディつきプレーが主流だった時代は、キャディさんがボールの飛び込んだ場所を細かくチェックし、一目散に探してくれました。

 それでも見つからないときは見つからないもので、「申し訳ございませんでした」と謝られて「こちらこそラフに打ち込んですみませんでした」と恐縮していました。

 ボール探しのプロであるキャディさんでも見つからないものを、アマチュアゴルファーが見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。

「自分1人だけで打球の行方をチェックするのは難しいですから、同伴競技者4人で協力して落下地点と侵入地点をチェックすることが大事です。コース内の木などを目印に、できるだけ細かくボールの落下地点と侵入地点を確認しておきます」

エリアを4分割して4人で手分けして探す

「そしてボールを探すときも、ラフが長いときは横から見ても分かりませんから、上から見るしかありません。ボールが入ったあたりのエリアを4分割して、とにかく4人で上から見て探します」

「競技ではなくプライベートなラウンドであれば、足で芝生をかき分けながらボールを探すと見つかりやすくなります。ボールが動いてしまう可能性はありますが、ロストボールになるよりはいいと思います」

「ただし、今はボール探しの時間が3分に短縮されていますから、見つからない場合は紛失球の処置でプレーを進めていただけると幸いです」

 紛失球の処置のローカルルールは、紛失球となった地点の近くに救済エリアを確定し、そのエリア内でボールをドロップし、2罰打でプレーを続けます。救済エリアの決め方は以下のとおりです。

1.紛失球となった地点を決める(A地点)

2.A地点から最も近くでホールに近づかない、プレーしているホールのフェアウェイとラフの境界線の地点を決める(B地点)

3.ホールからA地点を通る直線とその線の外側2クラブレングス、B地点を通る直線とその外側の2クラブレングスまでの、ジェネラルエリア(かつてスルーザグリーンと呼んでいたエリアとほぼ同義)すべてがドロップエリア

 このローカルルールは「親睦を兼ねたプライベートコンペなどエンジョイゴルフではオススメするが、高い技量を持つプレーヤーに限定された競技会には適当ではない」とされています。

 夏ラフに入ったボールは見つからないときは本当に見つかりません。自分のボールかと思ったら他人のボールがゴロゴロ出てくることもあります。そんなときは潔く諦めて紛失球の処置でプレーを進めるしかありません。

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