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- 超激レア!入っている、入っていない? カップのフチにボールがめり込んだらどうする?
ゴルフは自然の中で行うスポーツだけに想定外の事態は付き物です。でも、なかなかここまでのレアケースはお目にかかれないであろうケースを発見。さて、カップのフチにボールがめり込んだらどうする?
原初のゴルフルールは現代では考えられない状況を想定
「AIG(全英)女子オープン」で渋野日向子は惜しくも1打差3位でした。残念でしたが、今後も期待できそうです。
会場になったミュアフィールドGCは英国スコットランドにありますが、世界最古のゴルフ規則がつくられたのがこのスコットランドと言われています。当時は13カ条でした。
ゴルフ規則の基本の一つは、不公平にならないようにすることです。その13カ条は「馬にボールがぶつかって止まったらどうすんだ?」「洗濯物の下に入ったらどうすんだ?」というような疑問をみんなが公平になるように処置を決めたものになっています。
さて、ネット上には「これ、ホント?」と思うようなゴルフでの出来事が、世界中からアップされています。その中に、こんな写真を見つけました。
ボールがカップのフチにめり込んでいます。でもそこで止まって、カップには落ちていません。このままではもし次のストロークをするにも、できないでしょう。
ボールが一部でも出ていたらカップインならず
こんな状況どう判定し、どう処置したらいいのでしょうか。
日本プロゴルフ協会(PGA)の競技委員を務める飯田雅樹プロに聞いてみました。
「写真では正確に判定できませんが、こうしたケースでは、ボールが地面より下に入っている場合はカップインとなります。ボールが地面よりも出ている場合は、『ホールにせり出している球』(ゴルフ規則13条3項)となりますので、ボールを拾い上げて、崩れたところを修復した後に、カップのフチの同じ位置にボールをリプレースして打ってください」ということです。
こうしたことはめったに起きないのですが、起きることを想定して、通常は金属やプラスチック製のカップは最低でもボール1個分、地面より下に埋めこんで、ボールが跳ね返ったりしないようにしています。飯田さんもフチが崩れたのを過去に3、4回見たことがあるそうです。
7月の国内女子ツアー「大東建託・いい部屋ネットレディス」3日目、小祝さくらが13番で第2打がカップに直接飛び込むイーグルを記録しました。この時はカップの右縁を破壊してカップに入り、係員がカップ周りの修復作業をしています。小祝選手は6月のサントリーレディスでは直接カップに入ったと思われたショットが金属製のカップに跳ね返って出てきたこともあります。
いずれにしろ、ダイレクトにカップに入るショット、1度はやってみたいものですね。
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