新型クラウンをゴルファー目線で徹底チェック「キャディバッグが4つ乗らなくなったって本当!?」

2022年7月15日、トヨタ「クラウン」が16代目へと生まれ変わりました。これまでのイメージを大きく変えるクロスオーバーSUVスタイルとなった新型クラウンですが、ゴルファー視点では、どんなモデルに仕立て上げられているのでしょうか?

クロスオーバーSUVスタイルへと生まれ変わった新型クラウン

 ゴルフと切っても切れない関係にあるのがクルマです。移動のための快適性や、ゴルフバッグがどれだけ積めるかという積載性がまず重視されますが、時としてステータス性やクルマの「格」も求められることがあります。

 日本にモータリゼーションが到来した1960年代以降、日本のゴルフ場に最も多く現れたクルマは、おそらくトヨタ「クラウン」でしょう。

 1955年に日本初の国産高級車として登場したクラウンは、そこから現在に至るまで、実に70年近くにわたって同一の車名を続けている、日本を代表する高級車です。

クロスオーバーSUVスタイルへと大きく生まれ変わった新型クラウン
クロスオーバーSUVスタイルへと大きく生まれ変わった新型クラウン

「いつかはクラウン」という、あまりにも有名なキャッチフレーズが登場した1980年代、日本では空前のゴルフブームが訪れており、「高級車でゴルフ場へ行く」ことが富裕層の代名詞となり、多くの人の憧れとなりました。

 そして、クラウンはそうした人々の憧れの中心に君臨する存在でした。

 しかし、時代は流れ、人々がクルマに求めるものも変わりつつあります。そうしたトレンドの中で、半世紀以上もの間、セダンもしくはセダンベースのクーペやステーションワゴンであり続けてきたクラウンは、クロスオーバーSUVスタイルへと大きな変化を遂げました。

 2023年には、スポーティなハッチバックや従来のセダン、そしてエステート(ステーションワゴン)も追加されることが明らかになっていますが、ラインナップの中心を成すのは、ひと足早く発売されるクロスオーバーSUVモデルであることは言うまでもありません。

ゴルフバッグは3個まで! それ以外は「ゴルフエキスプレス」の素質十分!

 そんな新型クラウン(クロスオーバー)ですが、次世代の「ゴルフエキスプレス」としてはどうなのでしょうか?

 新型クラウンは、全長4930ミリ×全幅1840ミリ×全高1540ミリと、先代に比べてよりワイドになったことが特徴です。これは新型クラウンが海外でも販売されることをうけてのものですが、それにより高級車らしい重厚なデザインと高い居住性、そして安定した走りを実現している点は大きなメリットです。

カタログにはキャディバッグ3つの積み込み方も紹介されている
カタログにはキャディバッグ3つの積み込み方も紹介されている

 パワートレインは、2.4リッターターボのハイブリッドと2.5リッターのハイブリッドの2種類がラインナップされています。排気量の差はわずかですが、2.4リッターターボのハイブリッドは、最高出力349psと強力で、スポーツカーのような圧倒的な走りを提供します。

 2.5リッターのハイブリッドは、最高出力は234psと控えめながらも、WLTCモード燃費は22.4キロ/リッターと、クラストップレベルを誇ります。

 ゴルフ場への道中でも走りを楽しみたい人は2.4リッターターボのハイブリッド、燃費やコストパフォーマンスを重視する人は2.5リッターのハイブリッドという視点で選ぶことになりそうです。

 そして、ゴルファーにとって最も重要な要素のひとつである、ラゲッジルームの広さですが9.5インチのゴルフバッグが最大3個積載可能となっています。また、上級グレードには、リアバンパーの下に足を入れることでトランクを開閉できる「ハンズフリーパワートランクリッド」が搭載されており、荷物の多いゴルファーにはうれしいポイントのひとつです。

 ただ、新型クラウンでは、近年のクルマではほとんど標準装備となっている、後部座席を倒すことによってラゲッジルームを拡大することができません。ラゲッジルーム自体は450リッターと広めですが、ゴルフバッグを3個でほとんどいっぱいになってしまう点には注意が必要です。

 かつてのクラウンでは、ゴルフバッグが4個積載でき、4人でゴルフに行けるという点も評価されていました。一方で、大型のミニバンやSUVが隆盛を極める中では、「ゴルフバッグ4個」というのは、クラウンにとっては必ずしも必須条件とはならなかったようです。

 もちろん、大人4人が快適に乗車できるという点は、かつてのクラウンから引き継がれています。クーペスタイルが特徴ではありますが、後部座席もよほど大柄な人でなければ窮屈さを感じることはなさそうです。

 気になる価格は435万円から640万円と、先代に比べれるとやや割安となっています。価格帯で見ると、トヨタでは「ハリアー」や「アルファード」、レクサスでは「IS」や「NX」などと近く、あるいはメルセデス・ベンツ「Cクラス」やBMW「3シリーズ」などのドイツ系プレミアムブランドのモデルとも競合する可能性は高そうです。

 一方、車格で言えば、新型クラウンはこれらのモデルのさらに上となっています。そういう意味では、どんなゴルフ場でも見劣りすることはないでしょう。

 これらを総合すると、ゴルフバッグが最大3個という点さえ問題なければ、新型クラウンはじゅうぶん次世代の「ゴルフエキスプレス」となれる素質にあふれた1台と言えそうです。

 新型クラウンの発売は2022年秋とされていますが、販売店ではすでに予約受注を受け付けています。早ければ2023年のはじめころには、ゴルフ場で見かける機会もありそうです。

【画像】「いつかはゴルフ場にクラウンで」新型クラウンの内装などもチェック

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トヨタ新型「クラウン クロスオーバー」(日本仕様)
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クロスオーバーSUVスタイルへと生まれ変わった新型クラウン
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