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- 「そういえば最近テスラがよくとまってる」ゴルフ場や練習場がEV充電インフラ化する理由
最近ゴルフ場や練習場でも電気自動車がとまっているのをよく目にするようになりました。ゴルフ場の駐車場でも充電施設を完備するところが多くなってきましたが、この流れはさらに加速しそうです。
充電設備の無償提供に手を挙げるゴルフ場・練習場が続々
自動車のEV(電気自動車)化が加速しているとの話題を耳にします。ゴルフ場の駐車場を見ても、テスラなどのEVが止まっているのをよく見かけるようになりました。
東京電力のホームページの情報によると、2020年の日本の新車販売に占めるEV化率はまだ約0.6%(約1万5000台)ですが、35年までに乗用車新車販売における電動車(ハイブリット車や水素燃料電池車を含む)比率を100%にするという政府目標もあります。
EVに乗ってゴルフ場に来ている人の話を聞くと、「最近のEVはフル充電で400キロぐらい走るので、家で充電しておけば、ゴルフ場の往復には困らない」とのことでした。
自動車のEV化の流れはますます加速しそうですが、気になるのは充電設備です。一戸建てに住んで、駐車場があれば自宅で簡単に充電できるので、充電に困ることはないように思われます。ただ、マンションのような集合住宅に住んでいると、駐車場は確保できているかもしれませんが、充電設備を簡単に取り付けることはできません。EVを買いたいが、充電設備のことが頭をよぎるので、躊躇している人も多いのではないかと思われます。
最近は商業施設、高速道路のサービスエリア、自動車販売店などに充電設備が整備されてきていて、その数は1万3000カ所近くになっているとのことです。しかし、充電に時間がかかるので、ガソリンスタンドのように短時間で給油するようなわけにはいかない課題があります。
そこで、滞在時間が長くEVの充電設備を設置するのに適しているゴルフ場、ゴルフ練習場に注目している企業もあります。ベンチャー企業のテラモーターズ株式会社はゴルフ場向けにEV充電インフラを先着100基無償提供すると6月に発表しました。反響が大きかったため、8月2日にはゴルフ練習場に100基無償提供することを発表。さらに、8月4日に追加でゴルフ場、練習場に100基無償提供することを発表しています。
ゴルフ施設は滞在時間が長く敷地も広い
ビジネスモデルとしては、充電設備を無償提供し、利用者が専用アプリで充電開始すると課金されるシステムで、ここで収益を上げるということのようです。これだけ反響が大きいということは、ゴルフ場やゴルフ練習場はEV充電施設を整備する必要性を感じており、ゴルファーの潜在需要も大きいということでしょう。
ゴルフ場、ゴルフ練習場は駐車場のスペースが大きく、EV設備を比較的設置しやすい環境が整っています。ゴルフ施設にEV充電設備があることがスタンダートになれば、充電のついでにゴルフを楽しむ、今までにない顧客を取り込める可能性もあります。
政府補助金を使った充電設備の販売営業も多いとゴルフ場関係者から聞いています。ゴルフ施設は積極的にEV充電設備を導入し、EV時代の先取りをする環境を整えることで、ゴルファーや地元に貢献することを期待したいものです。
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