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- 「自分に厳しく」は上達につながる!? “下手くそ”ゴルファーがあえて難しいコースに挑戦するのはアリ?
ゴルフ場の難易度によってスコアが左右されるのもゴルフの面白さと言えますが、ビギナーがあえて「難易度の高いゴルフ場」に挑戦することにメリットはあるのでしょうか?
ビギナーに難易度の高いコースはオススメしない
全国には数多くのゴルフ場が存在しており、その一つ一つが異なった特徴を持っています。ゴルフ場の難易度を示す指標の一つに「コースレート」と呼ばれるものが存在し、これは日本ゴルフ協会(JGA)のハンディキャップを算出する際の基準にもなっています。
コースレートとは、スクラッチゴルファー(ハンディキャップ「0」のゴルファー)が、通常のコンディションでそのコースをプレーした場合に出すであろうスコアを指し、小数点第1位までの数字で表されます。
例えば、グロス(18ホール終えた最終的なスコア)からハンディキャップを引いた打数がコースレートと同じであれば、ハンディキャップ通りのプレーができたと言えます。
ざっくり言えば、コースレートの数字が大きいほど難易度が高いコースで、小さいほど易しいわけです。コースレートの数字が大きい難コースは、プロのトーナメントに使われることもあり、コースを選ぶうえで分かりやすい指標の一つになっています。
現在は「スロープレート」という指標も存在し、こちらのほうが一般アマチュア向けとされていますが、予約サイトやゴルフ場の公式HPではコースレートのみ記載されているケースが多いので、コースレートを軸に話を進めます。
このように、コースによって難易度が変わることが特徴的なゴルフですが、右も左も分からないビギナーは、どのようなゴルフ場を選ぶべきか悩むかもしれません。
「自宅から近い」「料金が安い」など、選択する基準はいくつか存在しますが、ビギナーがあえて「難易度の高い」コースを回ることは、ゴルフの上達につながるのでしょうか?
レッスンプロの村井良行氏は、以下のように話します。
「基本的には、ビギナーに難易度の高いコースはオススメしないです。やはり、簡単なコースから慣れていったほうが無難ではあります。『将来プロゴルファーになりたい』『競技ゴルフに参加したい』という気持ちがある人は、難易度の高いゴルフ場に慣れるのも良いかもしれません」
「しかし、安定したショットが打てない段階で挑戦すると、ゴルフを嫌いになってしまう可能性もあるので、ゴルフはフィールドやコースによってスコアが左右されるということを、しっかり理解できるようになってから挑戦するのがベターだと思います」
一方で、上級者の場合は、難易度の高いコースを回ったほうがゴルフが上達しやすいと話します。
「上級者になればなるほど、難易度の高いコースを回ったほうがゴルフは上達しやすいです。例えば、簡単なコースの場合は、グリーンにボールが乗ればOKでも、難易度の高いコースの場合は、グリーン4畳半以内に落とさないとボールが止まらないなど、よりマネジメント力とショットの精度が求められるからです」
「一方、ビギナーの場合は難易度が高すぎると、何が悪かったのかが分かりづらいです。たとえ納得のいくナイスショットが打てたとしても、結果が良いとは限らないのが難易度の高いコースなので、逆に上達を妨げてしまう可能性もあります」
難易度の低いゴルフ場の特徴とは
では、ビギナーにオススメな、難易度の低いゴルフ場の特徴として、どういった点が挙げられるのでしょうか?
「やはり『広い』『OBが少ない』『アップダウンが少ない』『距離が短い』などのコースは難易度が低いです」
「例えば、フラットな河川敷コースはオススメだと思います。特に、ビギナーの場合は、ドライバーが曲がりやすいのでOBになりにくい広いコース、バンカーに慣れていない人も多いので、バンカーが少ないコースなども良いでしょう」
このように、比較的難易度の低い河川敷コースなどで腕を磨いてから、難しいコースに挑戦していくのが無難と言えそうです。
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