山小屋が高く売るのは納得できるけど… ゴルフ場のドリンクはなぜ高いの?

夏場のゴルフ場では必携となる「ドリンク」。最近は安くなったとはいえ、まだまだ近隣のコンビニよりも割高な価格設定をしているところが多い。安くならないのには、何か特別な理由があるのだろうか?

「絶対に売れる物をなんで安く売らなきゃいけないの?」が本音

 8月上旬に埼玉県のゴルフ場に行ったら自動販売機でペットボトルのスポーツドリンクが310円で販売されていました。

 その商品をコンビニエンスストアで購入したら150円です。格安スーパーであれば1本当たり100円以下で購入できる店舗もありそうです。

 今の時期は熱中症対策のためドリンクを持ち歩かずにラウンドするのは自殺行為です。どうして必需品のドリンクをそんなに高い料金で販売するのでしょうか。ゴルフ場関係者に聞いてみました。

コンビニよりも高い価格に設定されていることが多いゴルフ場のドリンク 写真:AC
コンビニよりも高い価格に設定されていることが多いゴルフ場のドリンク 写真:AC

「ゴルフ場の本音を言いますと『絶対に売れる物をなんで安く売らなきゃいけないの?』ということです」

「『これを飲まなきゃ死んじゃうのに、なんでこんなに高い料金を取るの?』というお客様の気持ちは心情的には分かります。でも、『だったら自分で持ってきて構いませんよ』というのがゴルフ場のスタンスです」

「今はお客様が水筒を持ってくればレストランで氷も水も無料で提供しています。そういうことをしている中でも、『どうしてもそれを飲みたいから購入されるのですよね。だったらそれなりの料金を取ります』というのがゴルフ場サイドの理屈です」

「実は以前、あるゴルフ場運営会社は自動販売機のドリンクをコンビニエンスストアと同じ料金で販売していました。でも、コンビニと同じ料金で販売したからといって2倍多く売れるわけではありません」

「逆にペットボトルを300円で売ったからといって自動販売機の売り上げが半分になるかといったら、そんなに変わりません。コンビニで買ってくる人は、今も昔もコンビニで買ってきますし、コース内で買う人はずっとコース内で買います」

「ゴルフ場としましては、安い料金で売っても高い料金で売っても売れ行きがそんなに変わらないのであれば、当然ですが高い料金で売ります。お客様の客単価が100円変わると、1日200人で2万円、365日で730万円、売り上げが変わることになります」

「こちらとしましては別に意地悪をしているわけではありませんし、料金も昔から変えていません。ご了承いただける方にだけ買ってもらえればいいという料金設定になっております」

ホテルの自動販売機の料金が高いのと同じ感覚

 ただ、スキー場の山小屋などドリンクを自動車で運べないような場所であれば、ドリンク代が少し高くても仕方がないですが、ゴルフ場の自動販売機は納入業者さんが車を横づけしてドリンクの補充をしている姿をよく見かけます。

 それであれば「街中の自動販売機と同じ料金設定でいいのでは?」と思います。その意見に対してゴルフ場関係者は次のようにコメントします。

「ホテルの自動販売機で、ビール1本300円だったり、ソフトドリンクが1本200円だったりしても、皆さん買いますよね。それが高いと思う人はコンビニまで足を伸ばせばいいですし、コンビニまで行くのが面倒くさい人は文句を言わずに買います」

「ゴルフ場の自動販売機もそれと同じです。料金に不満がある人はコンビニで買ってくればいいですし、客単価が高いゴルフ場は50円100円で文句を言うお客様はいないので、ゴルフ場のドリンクの料金は今後も変わらないと思います」

 筆者は50円、100円で文句を言う人種なので、今夏から水筒にドリンクを入れて持参することにしました。それによってゴルフ場のドリンクが高いと文句を言うストレスから開放されました。

 8月が過ぎれば熱中症にかかるリスクはだいぶ少なくなるしょうが、それでもドリンクがラウンドの必需品であることは変わりません。今後も水筒持参のラウンドでゴルフ場での出費を極力減らし、浮いたお金を練習場代やボール代などに充てるつもりです。

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コンビニよりも高い価格に設定されていることが多いゴルフ場のドリンク 写真:AC

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