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- 虫が寄って来るのは何色のウエア!? 夏ゴルフの天敵“虫”に刺されないための心得
ラウンドを回る際は、基本的に屋外で過ごすことになります。特に、夏場のラウンドでは熱中症対策はもちろん、虫刺されの対策も考えなくてはいけませんが、どのような方法が挙げられるのでしょうか。
虫が多い時間や時期は?
ゴルフ場は、広大な敷地を要することから、山中や海辺など郊外で運営されていることが多く、自然が豊かなコースの特性も相まって虫が発生しやすい環境になっています。
![夏ゴルフに虫よけスプレーは欠かせません 写真:AC](/wp-content/uploads/2022/08/4996181_l.jpg)
夏場のラウンドでは熱中症や日焼けの対策をしている人が多く見られますが、虫刺され対策にも気を配ることが求められます。
関東のとあるゴルフ場の担当者によると「ゴルフ場では、蚊だけでなくブユやアブ、ハチが発生することもある」と言い、虫刺されには十分注意する必要がありそうです。
「蚊に刺されてもかゆくなるくらいだろう」「刺されても薬を塗ればいいや」と考える人もいるかもしれませんが、虫刺されはアレルギー反応によるものなので、人によっては腫れが生じたり、痛みを伴ったりすることもあります。
では、そうした虫はどのような時間帯に発生しやすいのでしょうか?
前出のゴルフ場の担当者は、虫の発生しやすい時間帯について次のように話します。
「8月ごろは、基本的に虫が発生しやすい時期で、日が出ている11時~夕方ごろまでは、特にハチが多く、夕方以降は蚊などが多く見られます。やはり、発生しづらいのは冬の気温が低い時期です。ゴルフ場は屋外なので、完全に虫の発生を防ぐことは簡単ではありません」
このように、ゴルフ場では基本的に1日中、虫と遭遇する可能性があります。気温や天候にも左右されますが、8~9月ごろは1年を通して比較的虫が多い時期のようです。
ラウンド中の虫刺され対策とは
また、殺虫剤や虫よけ用品を開発・販売する「フマキラー株式会社」は、蚊が引きつけられる要素として「二酸化炭素」「高い体温」「汗や足の臭い」「身に着けている服装の色」の4つを挙げています。
蚊は人間が吐き出す二酸化炭素に集まる傾向があるため、人間に寄ってくるのは当然といえば当然です。そのため、無防備な状態で蚊が寄ってくることを避けるのは難しいと考えるのが妥当なので、虫刺され対策は欠かせません。
虫よけスプレーなどの製品を使うことはもちろんですが、それ以外にできる虫刺され対策には、どのような方法が挙げられるのでしょうか。
まず、前述したように体温が高い人には蚊が寄ってきやすく、同じ人でも飲酒前と飲酒後で刺されやすさが異なることがあります。ハーフが終わった後の昼休憩の際に、お酒を嗜(たしな)む人もいるかもしれませんが、体温が上がったことによって、後半のラウンドから蚊に刺されやすくなる可能性があります。
また、汗や足の臭いをなるべく軽減させるのも、手軽にできる虫刺され対策の一つです。制汗剤でそもそもの発汗を抑えたり、汗をこまめにふき取ったりすることで、できるだけ臭いが充満しないように対策することが有効的と言えます。
加えて、足の裏から生じる臭いも、蚊が好むものなので、足の裏も汗拭きシートで拭き取ったり、専用の消臭クリームなどを塗ったりして、臭いの発生を抑えるようにしましょう。
さらに、ラウンドする際の服の色を意識することも、虫刺され対策につながります。
動物の多くは色を光の波長で認識しており、ワシントン大学の生物学者ジェフリー・リフェル氏が今年の2月に発表した研究結果によると、蚊は、黒や赤など、波長が長い色彩を好むことが分かっています。
蚊の目は、人の目より色を認識しにくいとされていて、白に比べると黒のほうが10倍ほど認識しやすいようです。
そのため、黒っぽいウエアには寄り付きやすい特性があります。ウエアを選ぶときは、白や薄いピンク、ライトグレーなど、彩度の薄い色にするのが良さそうです。
なお、この性質は蚊だけでなく、ブユやアブ、ハチにも当てはまる事項なので、ゴルフ場に出やすい虫に対して、満遍なく対策を取ることができます。
また、ゴルフ場によっては、マスター室やカウンターで虫よけスプレーなどの対策グッズの貸し出しを行っているようです。もし、対策グッズを忘れてしまった際には、借りられるグッズがないか聞いてみるのも良いでしょう。
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