入会時に課される「同伴プレー」では誰に何をチェックされているの?【ゴルフ会員権】

ゴルフ会員権購入時に行われることの多い「同伴プレー」。当日は誰と回り、何をどんなふうにチェックされるのか不思議に思っている人も多いのではないでしょうか。入会時の対面審査に詳しい専門家に、その内容と失敗しないコツを聞いてみました。

選考委員と入会希望者が同組でラウンドすることが多い

 ゴルフ会員権を購入しメンバーになるためには、各ゴルフ場が設ける「入会条件」を満たしたうえで、さらに面接や同伴プレーといった「対面審査」を求められることがあります。

 面接や同伴プレーなどの対面審査は、名門が否かに関わらず、入会時にかなり多くのゴルフ場で行われているのが実情のようです。

不安と緊張が入り混じる入会審査時の「同伴プレー」。マナーやプレースピードには気を配りたい 写真:AC
不安と緊張が入り混じる入会審査時の「同伴プレー」。マナーやプレースピードには気を配りたい 写真:AC

 では、入会時に行われる「同伴プレー」とは、いったいどういったものなのか、ゴルフ会員権を専門に扱う加賀屋ゴルフ代表の前田信吾さんに聞きました。

「入会時の“面接”と同様、“同伴プレー”も、その内容が一般的にはあまり伝わってこないだけに、謎が多いと感じられる方が多いのかもしれませんね」と、前田さん。

「まず『当日は誰と回るのか?』についてですが、これは大抵の場合、理事や選考委員の方々が担当します。持ち回りでたまに担当するとかではなく、常に同伴プレーを担当している方がいるといった感じでしょうか」

「次に『どういう人数構成で回るのか?』についてですが、選考委員2名と入会希望者2名の4人で回る場合もありますし、選考委員1名が入会希望者3名と一緒に回る場合もあります。審査項目や基準はゴルフ場によって各々異なるようですね」

チェックポイントは「人柄」・「マナー」・「プレースピード」の3つ!

「いろいろと不安に思われる方も多いようですが、入会時の“同伴プレー”が一因となり、入会NGになることはほとんどありませんので、心配無用ですよ」と、前田さん。

 とはいえ審査プレーである以上、緊張のあまり、いつものようなプレーができるとは限りません。どのあたりに気をつけたらよいのでしょうか?

「選考委員がまずチェックするのは、入会希望者の『お人柄』でしょう。選考委員に『入会後、一緒にラウンドしてもこの方なら大丈夫。当ゴルフ場に相応しい人物』と思ってもらえるような良識ある態度やマナーが必要だと思います」

「ラウンド中の『マナー』も、必ずチェックされますね。打数を間違えないというのは当然ですが、ボールマークを直したり、バンカーをならすのをお忘れなく! マナーに関しては、少し大げさなアクションでアピールするくらいでもよいのではないかと個人的には思います。目土に関しては、そんなに神経質にならなくても大丈夫だと思います」

「『ナイスショット!』などの言葉かけはあった方がよいですが、なんでもかんでも言えばいいというものではありません。ゲームの流れをきちんと見つつ、適切なタイミングで行いましょう」

 さらに「プレースピードにも注意していただきたいですね」と前田さん。「一般常識の範囲内であれば全く問題ありませんが、ミスを恐れるあまり、スタンスやグリップを何度も調整したり、アドレスの時間を長めにとるクセのある方は要注意でしょう。プレーファストを心掛けることが大事です」

 ちなみに前田さんによると、「同伴プレー」は“審査”という意味合いを持つものなので、基本的に“OKルール”はないそうです。スコアに自信がない人もいるかもしれませんが、130をキープできるぐらいの腕前なら問題ないとか。スコアよりもむしろ「人柄」や「マナー」、「プレースピード」が評価の対象になるようです。

「横柄&非常識な言動」・「携帯電話」・「タバコ」にご注意!

「同伴プレー」がどのように行われているのかは理解できましたが、逆に「これだけは絶対NG!」という行為はあるのでしょうか?

「ラウンド中に横柄な態度を取ったり、非常識な発言をするような人は滅多にいないかと思いますが、選考委員だけではなく、例えばキャディさんやゴルフ場スタッフ、一緒に回る入会希望者と接するときなどの言動には、十分注意が必要でしょう」と、前田さん。

ラウンド中も手に取りがちな携帯電話。同伴プレーの最中は使用NG 写真:AC
ラウンド中も手に取りがちな携帯電話。同伴プレーの最中は使用NG 写真:AC

 さらにラウンド中の“携帯電話の使用”は、絶対NGだそうです。仮に仕事の大事な案件で電話がかかってきたとしても、プレー中は電話に出るのはよくありません。メールやLINEも慎んだ方がよいと思われます。

「そうですね。同伴プレーの際は、携帯電話はロッカーに置いておくのが無難でしょう。あと、タバコもあまり吸わない方が無難だと思います。つい、うっかり緊張のあまりティーイングエリア以外で火をつけたりすると大変ですから」

 “テストプレー”と呼ばれることもある「同伴プレー」。緊張してしまうのは仕方のないことですが、入会後のゴルフライフを気持ちよくスタートさせるためにも、同伴プレー中、つねに選考委員に“テストされている&見られている”ことを忘れず、良識のある言動を取るよう心掛けたいものです。

【監修】加賀屋ゴルフ代表 前田信吾さん

ゴルフ会員権取引を行う加賀屋ゴルフ代表取締役。ここ10年は、2日に1回の割合でラウンドを楽しむゴルフの達人(昨年は年間229回!)。独自の視点を生かしたゴルフ場の比較&検討に定評アリ。

【きちんとできてる?】グリーンのボールマーク、修繕方法を画像で確認

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グリーンフォークでボールマーク周辺の芝生を寄せる
グリーンフォークでボールマーク周辺の芝生を寄せる
グリーンフォークでボールマーク周辺の芝生を寄せる
最後はパターヘッドで整地
基本は二本刃タイプだが、使い慣れると一本刃が便利
ポケットには入れているがほとんど使わないビギナーも多いグリーンフォーク 写真:AC
不安と緊張が入り混じる入会審査時の「同伴プレー」。マナーやプレースピードには気を配りたい 写真:AC
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