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- 「今日は1日地獄かも…」自ら犯したマナー違反の後始末 謝っても残る“気まずさ”どうすれば?
ゴルフの腕前だけではなく、ゴルフを社交として活用したいゴルファーのためのコミュニケーションスキルを、ベストスコア81の銀座のママ・かずこが伝授いたします。
謝ったらその場で「ケースクローズ」
ゴルフの腕前を磨くスクールはありますが、ここはさまざまな人とハッピーなゴルフをするためのコミュニケーション術を磨くところ。夜の人間交差点「銀座」で生き抜いたわたくし、かずこが伝授いたします。
先日、お客様からこんなエピソードを聞きました。
ほぼ初対面同士でラウンドした時のこと。
なんとかコミュニケーションを取ろうと、お客様は同伴者の一人がアドレスに入っていることを失念。他の方に大きな声で話しかけてしまい、厳しく注意されてしまいました。
お客様は平謝りをしてなんとか事なきを得ましたが、その後、「フランクにしすぎても『コイツ、全然こたえてねーな』と思われそうな気もするし、かといってシュンとしたり黙り込んでも場の空気を重くしてしまうし……」と、どう振る舞えばいいのか迷い、結局1日引きずってしまったのだとか。
私も何度か一緒にラウンドしたことがあるそのお客様は、普段とてもマナーがよく紳士的です。
でも、誰にでも“ついうっかり”はあるもの。もちろん、私にも“ついうっかり”で気まずい雰囲気になってしまった経験があり、悩む気持ちもわかります。
ですが、明らかに自分の行動で相手に迷惑をかけてしまった、不快な思いをさせてしまったときにするべきことはただ一つ。
潔く謝って、二度としないこと。
学習し、二度としないこと以外にできることはありません。そして、謝ったらすぐに気持ちを切り替えケースクローズ。あとは必要以上にへりくだったり、盛り上げたりせず、いつもの自分でいればいいのです。
人にどう思われるかを気にすると生きづらくなる
そもそも日本人って、人にどう思われるかを気にしすぎて、相手の腹の中を探る悪いクセがあると思います。
「まだ怒っているんじゃないか?」「ダメな奴と思われたんじゃないか?」と、不安になり、「普段はきちんとしていることを分かってほしい」オーラを出し、「そんなに落ち込まなくても大丈夫だよ」という慰めの言葉を期待してしまう。
でも、このマイナス思考は自分が勝手に呼び寄せているだけ。自ら物事を複雑にしているだけ。ゴルフ以外でもいえることですが、この思考回路でいると、生きづらくなってしまいますよ。
それに、自分が思うほど、相手は人のことを気にしていないもの。
きちんと謝罪しても機嫌が直らない人がいたら、それはもうしょうがない。魂のレベルが合わなかったとあきらめればいいのです。
人に気を遣わせてまで名誉挽回の策を練る時間があったら、相手に気を遣ってはいかがでしょう。
“どう思われるか”より“どう喜ばせるか”。これができれば、人は自然とあなたに魅力を感じてくれると思います。
かずこママ(Kazuquo)プロフィール
東京・銀座で10年。ゴルフ歴も10年目に突入! 老若男女、プロアマ問わずゴルファーも多く通う会員制バー「銀座Room」のママとして、カウンター越しに日本社会で頑張る皆様のお側に寄り添っております。企業の社内コミュニケーション研修などもしております。ベストスコアは81。著書『僕と母さんの餃子狂詩曲』(集英社クリエイティブ)発売中。インスタグラム「かずこママの愛の翻訳」@kazuquomama
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