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- カートは「リモコン式」が圧倒的便利! でも「自走式」のほうが都合が良いケースも存在する?
ゴルフカートには、大きく分けて「自走式」と「リモコン式」が存在します。ビギナーがスムーズにラウンドするためには、どちらのタイプがオススメなのでしょうか?
ビギナーは「リモコン式」が圧倒的にオススメ
昨今はセルフプレーが主流になりつつあり、大半のゴルフ場でゴルフカートが導入されています。ゴルフカートには、大きく分けて2つの種類があり「自走式」と「リモコン式」が存在します。

自走式とは、その名の通り自らが運転をするタイプのゴルフカートを指します。大半はカート道路のみを走りますが、フェアウェイに乗り入れることができるゴルフ場もあります。
リモコン式と比べて運転の自由度が高いので、スピードを出せたり後進したりすることができます。
一方のリモコン式は、カートの前方に装着されている複数のガイドセンサーが、地中に埋設した誘導線からの磁力を感知することで、コンピューターが位置を解析し、設定されたルートを走行する仕組みになっています。
自走式とは異なり、リモコン操作でカートを移動させるので、都度都度、カートに戻って運転する必要がない点がメリットです。
最近はフェアウェイ乗り入れ可のゴルフ場も出てきており、その場合はボールの地点までカートで行けますが、やはりカート道路のみを走るコースが大半です。カート道路を走る場合、ゴルフ経験の浅いビギナーは、自走式とリモコン式、どちらのゴルフカートがスムーズなラウンドにつながるのでしょうか?
レッスンプロの村井良行氏は、以下のように話します。
「リモコン式が圧倒的にオススメです。特にビギナーの場合は、ボールがさまざまな方向に飛んでいくことが予想されるので、カートに戻っている余裕はないでしょう。クラブを数本持ってボールがある地点まで走り、カートはリモコンで進めていくのが無難です」
「まれに、ボールをとにかく前に進めることだけに集中しすぎてしまい、カートが置き去りになっている組を見かけることもあるので、カートの位置には常に気を配る必要があります」
リモコン式の場合は、リモコンを腰などに付けておけば、ボタン1つでカートを移動できるので、歩いて移動したい人やビギナーにオススメと言えそうです。
また、リモコンはカート1台につき1つしかないので、同じ組の中で誰が操作するか意見が分かれるところでもあります。目上の方とのラウンドなどでは、年齢が若い人が操作するという風潮もあります。
しかし、プレーファストの観点から見れば、ゴルフの腕がある程度あり、ラウンドに慣れている人が操作したほうがスムーズに進むので、カートの操作に慣れていないビギナーは、その旨を伝えて代わってもらうほうが良いかもしれません。
自走式のほうがスムーズに進むこともある?
一方で、自走式のほうが都合が良いゴルフ場も存在すると、村井氏は話します。
「当然ながら、上級者の場合は1打打つと、次の1打までに距離があることが多いので、スピードの出る自走式でボールの位置まで向かったほうが早いでしょう。山岳コースなどインターバルの長いコースの場合は、自走式のほうがスムーズに進むこともあります」
「ですが、アマチュアゴルファーの8~9割は、リモコン式のほうが使い勝手が良いと感じると思います」
山岳コースは、強い傾斜の打ち上げ、打ち下ろしのあるホールが多かったり、フェアウェイが狭かったりと特徴のあるコースです。
しかし、高低差の激しい山岳コースでは、アップダウンのある道を運転することになるので、自走式の場合は、より注意する必要があります。
中には、セグウェイでラウンドを楽しむことができるゴルフ場もあります。セグウェイとは、体を傾けるだけで移動ができる乗り物で、欧米のショッピングモールや大規模な施設で利用されていることもあります。
特徴としては、自走式のカート同様に、ボールのある地点までフェアウェイ上を横断して移動できることです。セグウェイに乗って移動できるという体験も、楽しめるポイントの一つでしょう。
ゴルフカートには、自走式とリモコン式と2種類がありますが、基本的にはリモコン式のほうが、ビギナーや大半のアマチュアゴルファーにとっては使い勝手が良いのが実情のようです。
特別な理由がない限りは、リモコン式のカートを選択したほうが無難と言えるでしょう。
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