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- サンダル、ヒール、ロングスカート…ゴルフ場はダメでも打ちっぱなしなら許される?
仕事帰りなどに気軽に利用できる「打ちっぱなし練習場」ですが、ロングスカートやヒールのある靴など、自由な服装で利用しても問題ないのでしょうか?
練習場から注意されることは基本的にない
日本全国のさまざまな場所で運営されているゴルフ練習場、通称「打ちっぱなし」は、誰でも気軽に利用できる練習施設です。
打ちっぱなしでは、主にショット練習がメインで、ゴルフを始めたばかりのビギナーからベテランゴルファーまで多くの人が利用しています。
また、練習に必要なクラブを貸し出しているところも多く見られます。さらに、営業時間が早朝から深夜まで、中には24時間営業の打ちっぱなしもあるため、仕事や学校の前後に手ぶらで立ち寄ることも可能です。
ただ、女性は仕事の際にロングスカートを着用していたり、ヒールやサンダルなどの靴を履いている人も少なくないでしょう。
女性ゴルファーの中には、丈の短いスカートにペチコートやタイツといったインナーを着用する人も多く見られますが、本来、ゴルフは「紳士のスポーツ」であるため、ラウンドの際に厳格な服装を定めているゴルフ場が多いです。
そのため、サンダルやヒール、ロングスカートといった服装は、実際のラウンドでは基本的にNGですが、打ちっぱなしではそのような服装でも問題ないのでしょうか。
東京都世田谷区のゴルフ練習場、千歳ゴルフセンターの代表である横山雅也氏は、打ちっぱなしでの服装について次のように話します。
「当練習場では、服装について細かい規定は設けていません。ただ、ゴルフはスポーツの一つですので、ほかの運動をするときと同様に、動きやすい服装でご利用いただければと思います」
「仮に、ヒールで練習されている方がいらっしゃっても、練習場から注意することはありません。しかし、実際のラウンドはヒールでプレーすることができないので、実戦的な練習にはつながらないでしょう。それに、足を痛める可能性もあるため推奨はできません」
ゴルフ場とは異なり、服装について厳格なルールを定めている打ちっぱなしはあまり見られません。そのため、服装のことで注意されたり、施設の利用を断られたりすることは基本的にないでしょう。
しかし、打ちっぱなしは実戦につながる練習をするための場所なので、実際のラウンドで着用できない服や靴は避けるべきと言えます。
また、打ちっぱなしによっては、ゴルフシューズの貸し出しを行っていたり、ウエアやシューズを販売している場合もあります。どのようなグッズがそろっているかは、施設によって異なるため、事前に確認してみるのが良さそうです。
ヒールでの練習はケガにつながる恐れも
打ちっぱなしでは、ゴルフ場のように厳格な服装で訪れる必要はありませんが、運動に適さないヒールのある靴は、自分の体を痛めることにつながりかねません。
レッスンプロの村井良行氏は、ヒールでの練習について次のように話します。
「日本人は骨盤を後傾させることが多いので、後ろに体重がかかりやすいです。そのため、板などにカカトを乗せて、あえてツマ先下がりの状態をつくり、強制的に骨盤を立たせて練習するという方法もあるぐらいです」
と、カカトが高くなること自体は必ずしも悪いことではないようですが、村井氏は「ただし」と続けます。
「ブーツやヒールを履いた際も、ツマ先下がりの状態をつくることができますが、高さや角度が不安定で、スイングが難しくボールにも当たりづらいです。なにより、板での練習と違い、バランスを崩したときの逃げ道がないので、ケガをする可能性もあります。正直、メリットはないのでオススメできません」
ヒールは、ゴルフシューズをはじめとする運動靴に比べると、カカトと地面が触れる面積が小さいため、足元が不安定になったり、体重を乗せにくかったりします。
これらのことが影響し、スイングの際に転倒してしまう可能性もあるので、足以外の箇所をケガしてしまうことも考えられます。
前述のように、ヒールで練習をしていても注意されることは基本的にありませんが、ケガにつながるリスクは高いため、ヒールを着用しての練習は自己責任であることを強く認識しておく必要があります。
自分の体を痛めることなく、打ちっぱなしを存分に楽しめるよう、動きやすい服装を選ぶようにしましょう。
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