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- 同一人物がホールインワンを6日で2回!? 韓国で168人が保険金詐欺の疑い その呆れた手口
韓国のアマチュアゴルファー168人にホールインワンの保険金を不正に受領した疑いが浮上している。6日間で2度の達成者がいたことなど、「偽ホールインワン疑惑」について韓国金融監督院が警察に捜査を依頼している。
アマチュアのホールインワンの確率は0.008%
韓国でゴルフ人気が加速する中、新たな問題が大きなニュースになっている。それがホールインワン保険を不正利用した詐欺行為だ。
先月27日に韓国の金融監督院が、ホールインワン保険の費用担保を悪用した保険金詐欺に対する調査を警察に依頼。
2017年から20年の間にホールインワン保険金を不正受領した疑いのある168人が捜査対象となった。その件数は391件もあり、金額は10億ウォン(約1億円)にも上るという。
金融監督院は「アマチュアのホールインワンの可能性は、かなり低い確率にもかかわらず、短期間に数回のホールインワンを成功させたり、虚偽のホールインワン費用の領収書を提出する案件が多数確認された」と説明。
経済紙「韓国経済」は「通常、アマチュアゴルファーのホールインワンの可能性は0.008%という数字がある(米ゴルフダイジェスト社がパー3でホールインワンが出る確率の計算を数学者に依頼)。アマチュアが週1回ラウンドしても約57年に一度成功する確率だ」と伝えている。
飲食店2軒で10分間に計30万円を決済
では、具体的にどのような不正があったのか。
疑いをかけられている1人、A氏の場合「6日間で2度成功した。1回目のホールインワンのあと、5日後に新たにホールインワン保険に加入し、翌日に2回目を成功させた」との報告があった。
もう1人、B氏のケースは「ホールインワンに成功したあと、近隣にある2カ所の飲食店で10分足らずで決済した2枚の領収書を保険会社に提出した。2カ所で支払った金額は、305万ウォン(約30万5000円)だった。業種と使用時間を考慮した場合、一般的に使用が難しい金額だ」とのこと。
警察側は「保険契約者がキャディーなどと共謀して保険会社に虚偽で発給したホールインワン証明書を提出したり、実際に支出していない費用を請求するなどの行為も保険詐欺にあたるので注意が必要」と話している。
ゴルフ人気に便乗して、こうした詐欺事件も起こることもあるという一例。お隣、韓国の話ではあるが、アマチュアゴルファーは肝に銘じておきたい。
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