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- アマチュアが「クロスハンドグリップ」に挑戦して挫折する理由 注意すべきは左腕じゃなく右腕!?
プロゴルファーには多く見られるパターの「クロスハンドグリップ」。パッティングが安定せず挑戦した経験のある人もいるかもしれませんが、うまくいかずに挫折する人が多いのも事実。成功に導くポイントとは?
パッティングが悪くなる要因は肩のラインが狂うこと
稲見萌寧やジョーダン・スピースら多くのプロがパッティングで採用しているクロスハンドグリップ。右手が上で左手が下になる握り方ですが、一般アマチュアにも効果があるのでしょうか?
パッティングでボールの転がりが悪い、特にショートすることが多い人や、引っかけ癖がある人は一度トライしてみる価値があると話すのは梅山知宏。
梅山は東北福祉大出身の31歳で松山英樹とは同級生。もともとは通常の握り方でしたが、うまく始動ができなくなり、クロスハンドを試すなどさまざまな握り方に挑戦し、ここ8年ほどはクローグリップ(右手を握りらずに添えるような握り方)で握っていました。それが今年の中盤から順手の握りに戻しています。あらゆる握り方を体験してきた梅山いわく、クロスハンドで握るメリットは右肩のポジションにあると言います。
「パッティングの調子が悪くなる要因の一つが肩のラインが狂うことです。カップに入れたい気持ちが強くなりすぎると、無意識に右肩が前に出てしまっていることがあります。順手で握っていると、そうなりやすい傾向があり、結果、フェースが被って引っかけるか、それを嫌がってカット打ちになって転がりが悪い球になってしまいます。そこでクロスハンドで握ると右肩が前に出にくくなり、両肩のラインがそろいやすくなります」
パッティングのストロークで大切なことは、ヘッドが船底のような形のレールの上を滑るように、スムーズに動くことだと梅山は言います。そのためには両肩とグリップの3点のポジションがとても重要で、どこか一つが狂っていると、スムーズな動きができなくなるとのことです。
アドレスしたときに右ヒジが外側を向いているのはダメ
また、梅山は順手の場合でもクロスハンドの場合でも、気をつけてもらいたいのが右ヒジの向きだと言います。
「アドレスしたときに右ヒジが外側を向いているのはダメです。どんな握り方でも右ヒジは内側、要するにお腹側を向いているのが正しいポジショニングです」
特に梅山が長年やってきたクローグリップやクロスハンドグリップは、実際にやってみると分かりますが、アドレスで左腕はピシッと決まる感覚があるのに対して、右腕はやや不安定になる感じがあります。そこに気づかず右ヒジが外を向いた状態で構えていると、思っているよりもバックスイングが上がらなかったり、フェースが被って上がったりします。
クロスハンドグリップは、肩のラインがそろいやすくなったり、フォローでヘッドが出しやすくなったり、メリットはさまざまありますが、その際には右ヒジの向きに気をつけて取り入れるようにしましょう。
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