もっと飛ばしたければ体を鍛えるべき!? ゴルフ上達のためのトレーニングのススメ

一昔前までは「ゴルフには余計な筋肉は必要ない」などと言われていました。しかし、多くのPGAツアー選手を見れば分かるように、フィジカルを鍛えることは現代ゴルフにおいて必要不可欠。そこで、「どのように体を鍛えるべきなのか?」ゴルフ専用トレーニングを体験してみました。

ボールを飛ばすには体の動きを磨く必要がある

 EMSを活用したトレーニング・ブランドの「SIXPAD(シックスパッド)」が展開するオンラインジム「SIXPAD HOME GYM(シックスパッド ホームジム)」のゴルファー向け新メニュー「スイング&コア for Golf Part2」を体験取材してきました。

 EMSとはElectrical Muscle Stimulation=筋電気刺激のことです。専用のPowersuit(パワースーツ)を着用することで全身7部位14箇所の筋肉に電気刺激を加え、速筋にアプローチします。

 さらに自らの意思によって動く随意運動を同時に行なうことで遅筋にもアプローチをかけます。これで短時間・高効率のトレーニングが可能になります。

大西翔太コーチによるデモンストレーション。トレーニングの主眼は「飛距離アップ」でした
大西翔太コーチによるデモンストレーション。トレーニングの主眼は「飛距離アップ」でした

 トレーニングメニューは女子プロゴルファーの青木瀬令奈選手のコーチ兼キャディーを務めている大西翔太氏が監修しています。「スイング&コア for Golf Part2」という名称になっているのは、「スイング&コア for Golf」というメニューがすでに考案されているからです。

 パート1はユーチューバーとしても人気の高いティーチングプロの菅原大地氏が監修しています。そしてパート2を大西翔太氏が監修したという流れになっています。

 すみ分けとしては、菅原大地氏がサイコースイング(最大効率スイング)を提唱しているのに対し、大西翔太氏はゴルフのトレーニングで鍛えるべき重要なポイントはキング(腹筋群)、クイーン(大臀筋)、ジャック(股関節)と提唱しており、今回は飛距離アップを目指す動きを中心に構成されています。

 テクニカルコーチである両氏がゴルフのトレーニングメニューを監修しているのは、結局のところゴルフスイングの完成度を高めるにはフィジカルトレーニングが必要不可欠ということです。

 今から30年ほど前までゴルフは筋肉をつけるとスイングの邪魔になるからトレーニングはしないほうがいいと言われていました。スイングに必要な筋肉はスイングで鍛える(素振りやショット練習など)というのが定説でした。

 ところが1996年にタイガー・ウッズ選手がPGAツアー(米国男子ゴルフツアー)で活躍を始めると、プロゴルファーがフィジカルトレーニングすることで飛距離が大幅にアップし、大きなアドバンテージになることが世界中に広く知れ渡りました。

 2000年代前半から日本人選手もフィジカルトレーニングを積極的に行なうようになり、今やトレーニングをしていない選手を探すのが難しい状況になっています。

 一方で、アマチュアゴルファーは「ゴルフは上手になりたいけどトレーニングはしたくない」という人が多数派です。アマチュアは楽しむためにゴルフをしているので、厳しいトレーニングをする必要はありませんが、「ボールを遠くに飛ばす」「ボールを真っすぐ打つ」ことを実現したいのであれば、やはりトレーニングに取り組んだほうがいいわけです。

トレーニングで適切な体の動きを身につける

「スイング&コア for Golf Part2」はパワースーツを着用して筋肉に電気刺激を加えながら水が入った「SIXPAD Water Weight(シックスパッド ウォーターウェイト)」を上下左右に動かすことでゴルフに必要な筋肉を効率よく鍛えることができます。10種類の動きを10分間で行ないます。

体験するとかなりハードですが、続けることで飛距離アップできると思えば頑張れそうです
体験するとかなりハードですが、続けることで飛距離アップできると思えば頑張れそうです

 トレーニングメニューはすでに10月10日からシックスパッド ホームジムのオンラインレスンで配信されています。「スイング&コア for Golf Part2」を含めたすべてのトレーニングメニューが月額4180円(税込)で視聴できます。

 このトレーニングを自宅で行なうには、パワースーツの購入(税込11万8800円分割払い可)、ウォーターウェイトの購入(税込1万5180円)、月額プランの入会が必要になります。

 それをすべてのゴルファーに勧めるつもりはないのですが、飛距離アップやショットの方向性を安定させるためには、テクニカルトレーニングと最新ギアの導入だけでは十分ではなく、フィジカルトレーニングにも取り組んだほうが好ましいということは覚えておいたほうがいいでしょう。

 そしてフィジカルトレーニングは1日やればOKというものではなく、日々の積み重ねが大事であることは言うまでもありません。

 そうしないとレッスンに通ったところで、男性は「体が硬いですね」、女性は「筋肉が少ないですね」と言われます。それが正しいスイングが身につかない原因として指摘されます。フィジカルコンディションを整えることで、ようやく正しいスイングを身につけることができるのです。

 ゴルフは心技体(体技心)のバランスが大事と言われますが、ゴルフを長く続ければ続けるほど、そのことを実感します。でも、ゴルフは上達するのが難しいからこそ多くの人が面白さを感じ、いくつになっても楽しめるスポーツなのでしょう。

【解説写真】大西翔太コーチによる「朝イチのドライバーで飛ばすコツ」

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アドレスではキリンのように首を長くすることをイメージする
両肩を下げて首を長くして構えると、バックスイングでは上半身を十分に捻転できる
股関節にクラブを当ててから前傾すると、背骨が真っすぐになる
背骨にクラブを当て、それを中心に体を回転すると前傾姿勢が崩れにくくなる
背骨にクラブを当て、それを中心に体を回転すると前傾姿勢が崩れにくくなる
背骨にクラブを当て、それを中心に体を回転すると前傾姿勢が崩れにくくなる
上半身に力が入ると両肩が上がってカメの首になる
そのままスイングに移ると、手でクラブ上げたり、ダウンスイングで上半身が目標方向に突っ込むので、ミート率が下がる
そのままスイングに移ると、手でクラブ上げたり、ダウンスイングで上半身が目標方向に突っ込むので、ミート率が下がる
大西翔太コーチによるデモンストレーション。トレーニングの主眼は「飛距離アップ」でした
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