ゴルファー人口はいま何人? ゴルフ場利用者は40万人増えたけどピークの半分以下!?

公益社団法人・日本生産性本部が10月に「レジャー白書2022」を発表。ゴルフコースでプレーしたことのある参加人口(ゴルフ人口)は、調査の対象である21年は560万人で、20年の520万より40万人増加と、前年比プラス7.7%の結果となっています。

ゴルフの参加率は5.7%で2桁には達せず

 公益社団法人・日本生産性本部が10月に「レジャー白書2022」を発表しました。全国15~79歳の男女を対象に余暇活動をインターネット調査(有効回答数3211人)で2022年1~2月に実施しものです。また、今回は特別に80歳代(回答数323人)も調査されています。この調査は1977年から毎年実施されるので、経年変化が分かります。

練習場でも打席が埋まっているケースが増えてきた印象はありますが… 写真:AC
練習場でも打席が埋まっているケースが増えてきた印象はありますが… 写真:AC

 余暇活動の参加人口上位ベスト3は、1位・読書3700万人、2位・動画鑑賞3690万人、3位・音楽鑑賞3420万人など、在宅でできるものが上位を占め、コロナ禍の影響が引き続き出ている結果となっています。ゴルフについては、残念ながら余暇活動のベスト20には入っていません。

 ゴルフコースでプレーしたことのある参加人口(ゴルフ人口)は、調査の対象である21年は560万人で、20年の520万より40万人増加と、前年比プラス7.7%の結果となっています。

 コロナ禍で3密を避けるゴルフが支持されている結果と推定できます。ゴルフの参加率は5.7%で、2桁には達しておらず、コースの活況を実感しているゴルファーから見れば少ない感じがするかもしれません。

 一方、ゴルフ練習場の参加人口は21年が570万人、前年530万人で同じく40万人増となっています。

 ここ最近は増加に転じているとはいえ、レジャー白書におけるゴルフコースの参加人口のピークは1994年の1450万人で、その後凹凸はありますが、減少傾向に歯止めがかかっていません。大きな流れは少子高齢化によるゴルフ対象人口の減少が一番大きな理由と言われています。

総務省の調査では違った数字も

 ただ、現在の日本のゴルフ人口を500万人台という結論にするには、レジャー白書のサンプル数は少なすぎるという意見もあります。実はこの調査とは別に、総務省統計局が5年ごとに実施している「令和3年社会生活基本調査」が8月に発表されています。

 この調査は約18万人のサンプル数で、ゴルフ人口は21年(令和3年)が773.8万人でした。サンプル数としては十分ですが、ゴルフ場とゴルフ練習場を区別していない人口で、レジャー白書とはサンプルの取り方が違っています。

 ちなみに、16年(平成28年)の前回調査では890万人と出ており、当時に比べてこの5年間で100万人以上減少している結果になっています。ここでも、練習場を含めてゴルフ人口の減少傾向は明確に表れています。

 さらに、スポーツ庁が実施している「スポーツの実施状況に関する世論調査」は約2万人を対象としており、ゴルフ人口は21年度(令和3年度)590万人(ゴルフ市場活性化委員会まとめデータ)となっています。

 総務省の社会生活基本調査がゴルフコースと練習場を区別して調査してくれれば一番すっきりするのですが、これらの最新の調査を基に推計すれば、現在のゴルフ人口(ゴルフコース)はおおよそ600万人台と考えるのが妥当な線かもしれません。

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