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- 価格だけ考えれば中古一択! 新品と“変わらぬ性能”を発揮できるクラブ選びのポイントとは
ゴルフ用品店では、中古のドライバーやアイアンなどのクラブがお手ごろな価格で販売されています。新品と中古では、クラブの性能にどのような違いがあるのでしょうか?
型式と銘柄が同じなら性能はほとんど変わらない
ゴルフは、クラブやキャディーバッグ、ウエアやシューズなど、始める前にそろえなければならない道具が多いスポーツです。

中でもクラブは、もっとも費用がかかる道具の一つで、親や友人から使用しなくなったクラブを譲り受ける、価格の安い中古を購入するなどして、費用をなるべく抑えようとする人は多いかもしれません。
では、中古やお下がりのクラブであっても、新品と変わらない性能を発揮できるのでしょうか?
レッスンプロの関浩太郎氏は、以下のように話します。
「同一モデルの新品と中古を比較し、性能面に違いがあるかと言われるとほとんどありません。さすがに、20年ぐらい使用した中古と新品を比較した場合は劣化があるかもしれませんが、シャフトやヘッドはそんなに減るものではないので、5~10年ほどでは性能はほとんど落ちません」
「しかし、同じブランドであっても型式(モデル)が新しいか古いかによっては性能が変わります。当然ながら、新しいほうが方向性や飛距離、ミスショットをしたときの許容性も異なるので、基本的には同一モデルであれば、中古であっても新品と同等の性能を発揮できると考えて問題ありません」
そのうえで「中古クラブを購入する際は、必ずグリップ交換をした方が良い」と関氏は話します。
「クラブの性能自体は落ちませんが、グリップは製造から『2年以上』経過していると劣化してツルツルになってしまいます」
「たとえ、購入した中古クラブのグリップが、交換から2年経過していなかったとしても、汗が染み込んでいたり、手の豆がつぶれて血がついていたりすることも考えられるので、衛生的な観点からも交換するのがオススメです。グリップを交換すれば、新品クラブとほとんど遜色はないでしょう」
ビギナーにオススメなクラブの特徴とは?
また、関氏は、ビギナーにオススメな価格が安く、狙い目なクラブの特徴について以下のように話します。
「3~5年ぐらい型落ちしているクラブは、定価の半額ぐらいで購入できるものがほとんどです。性能的にも最新のクラブと比べて、ものすごく差があるというわけではないのでオススメです」
「しかし、5年以上型落ちしていると性能面で差が出てくるので、やはり3~5年ぐらい型落ちしているクラブのほうがいいでしょう」
ただし、クラブを選ぶ際には、価格以上に自分に合ったものを見つけることが大切です。ゴルフを始めたばかりのビギナーが、自分に合ったクラブを自力で見つけ出すのは至難の業でしょう。
そこで、料金を支払って、クラブのフィッティングサービスを受けてみるのもオススメです。フィッティングサービスでは、ヘッドスピードや飛距離、打ち出し角、飛び出し方向、ヘッド入射角、スピン量、ヘッド軌道、ボール初速などを計測して、最適なクラブを提案してくれます。
ウエアやシューズ、キャディーバッグをあえて安価なものにして、フィッティングしたクラブにお金をかけてみるのも、スコアアップの観点からは効率的と言えるかもしれません。
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