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- 「自分のクラブまだ持ってない!」 同伴者と共有しながらラウンドはアリ?
ゴルフを始めたばかりのビギナーの中には、まだ自分のクラブを持っていない人もいるかもしれません。ラウンドの際に、友人とクラブを共有してプレーすることはマナー的に問題ないのでしょうか。
ミスショットやスロープレーの原因にも
ルール上、ゴルフクラブは14本までキャディーバッグに入れてプレーすることができ、ドライバーやアイアン、ウェッジやパターなどのクラブを距離に応じて使い分けます。
練習場、いわゆる「打ちっぱなし」でゴルフを楽しんでいるビギナーの中には、友人と一緒に行っているので自分のクラブをまだ持っていないという人もいるかもしれません。
ラウンドの際でも、友人のクラブを共有してプレーすることはできるのでしょうか。
ゴルフ場の経営コンサルティングを行う飯島敏郎氏(株式会社TPC代表取締役社長)は、次のように話します。
「ルール的な観点で言うと、クラブを共有してラウンドすることはNGです。しかし、友人同士で楽しむようなラウンドは試合と異なるものなので、リゾート地にあるようなゴルフ場であれば、そうしたプレーを許容しても良いのではと思います」
続いて、飯島氏はクラブを所有している人をA・Bさん、クラブを持っていない人をCさんとし、3人でのラウンドを想定して以下のようなケースを例示します。
「ビギナー同士でのラウンドと考えると、AさんとBさんが打ったボールは、まったく異なる方向に飛んでいく可能性があります。そうなると、Cさんはクラブを借りるためにコース内をかなり移動しなくてはならなくなります」
「このような物理的にクラブの貸し借りがしにくい状況になると、自分の使用したいクラブではなく、別の番手を使わなくてはいけなくなり、ミスショットが増える可能性も高まるでしょう」
ミスショットを連発したり、離れた場所にいるAさんとBさんにクラブを借りに行っていると、結果としてスロープレーになってしまうことも考えられます。
ルール的にも周囲への影響という観点からも、自分のゴルフクラブを購入したりレンタルしてラウンドをするのがベストと言えます。
最初のうちはハーフセットでも問題なし
ただ、ビギナーの中には14本のクラブをフルでそろえるのは、金銭的に難しいという人もいるかもしれません。
冒頭でも述べたように、プレーする際はクラブを14本まで持ち込むことができますが、アイアンが1~2本少なく、総数が14本以下になったとしてもラウンドするにはまったく問題ありません。
このことを前提に、飯島氏は次のように話します。
「ラウンドしているゴルファーを見ても、14本のクラブをすべて使いこなせるのはプロやトップアマレベルの腕前の人のみです。頻繁にラウンドする人でも、14本すべてのクラブは使っていないという人が多いでしょう」
「そのため、ビギナーの人はまずハーフセットを購入するのが良いと思います。ハーフセットでラウンドすること自体はまったく問題ないですし、金銭的な観点から考えても、そうしたクラブを選択するのは得策と言えます」
ゴルフをまだ始めたばかりの人は、ウッドやパター、ウェッジに加え、通常より少ない本数のアイアンがセットになった、ハーフセットを検討してみても良いかもしれません。
飯島氏が話すように、ハーフセットでも十分ゴルフを楽しめますし、フルセットに比べて価格もお手頃なので、シューズやウエア、グローブなどほかのアイテムにお金をかけることもできます。
ビギナーであれば、自分に合うクラブがまだ明確ではない可能性も高いため、一気にフルセットをそろえるのではなく、まずはハーフセットなどで試してみるのも良いでしょう。
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